前年、新生JN6クラスの初代チャンピオンを獲得した奴田原選手。ディフェンディングチャンピオンとして、引き続きランサー・エボリューション]を駆って全日本選手権にフル参戦した。
ランサー・エボリューションが生産を終了、ファイナルエディションも発売された2015年。一方で前年デビューしたVAB型のスバルWRX STIは全日本選手権でも台数を増やしてきた。
奴田原選手はランサー・ファンの期待を背負って戦ったが、惜しくも序盤の2戦でリタイアを喫してしまう。苦しい展開で我慢のシリーズとなったが、第7戦のRALLY
HOKKAIDOでドラマティックな戦いを演じた。
初日から雨模様となったRALLY HOKKAIDO、奴田原選手は軟質路面用のタイヤで勝負に出る。この的確なタイヤ選択により序盤で大量リードを築き、横綱相撲でRALLY
HOKKAIDOを2年連続で制覇。
終盤のターマック2連戦もともに表彰台の一角を占め、惜しくもチャンピオンには届かなかったがシリーズ3位を獲得した。
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