2011年は、ひとつのターニングポイントとなったシーズンと言えるかもしれない。ラリードライバーとしてのキャリア、その大半をともに歩んできたランサー・エボリューションに加え、宿命のライバルと言われるスバルWRX
STI(インプレッサ)のステアリングを握ることになったからだ。
ヨーロッパを転戦する国際ラリーシリーズであるIRC(インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ)。史上初めてADVANカラーをまとったWRX
STIのR4仕様で3大会に出場、スコットランドではプロダクションカップの3位を獲得するなど、その活躍は多くの"スバリスト"達からも注目を集めた。
全日本戦はお馴染みのランサーで参戦、ターマックを含む3勝を挙げたが、残念ながらシリーズランキングは2位に留まる結果となった。
また、新たなチャレンジとしては哀川翔選手のコ・ドライバーをつとめるかたちで「アジア・クロスカントリー・ラリー」に参戦。本格的クロカン4WDであるFJクルーザーで、過酷な大自然を相手に完走を果たした。
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