2009年の全日本ラリーも終盤戦に突入、第8戦の「M.C.S.C. Rally Highland Masters」が岐阜県の高山市を拠点として開幕しました。
飛騨の小京都と呼ばれる高山市は、SS(スペシャルステージ)が設けられている山々も徐々に紅葉が色づきはじめており、市内には外国人の方を含め多くの観光客が訪れています。

伝統あるHighland Mastersはこの週末2日間に渡って開催されますが、土曜日は飛騨高山スキー場でのセレモニアルスタートと、2本のギャラリーステージを含む8本のSSで競われました。

目下シリーズランキングリーダーの奴田原文雄選手ですが、SS1・駄吉林道上りI(6.08km)、SS2・駄吉林道上りII(6.08km)でそれぞれ3番手のタイムをマーク。
土曜日は朝は晴れ間が広がっていたものの、ステージ開始間際に雨が降ったため非常に滑り易い路面となりましたが、まずは上位争いの一角を占めるポジション。
　
セレモニアルスタートと1回目のギャラリーステージ前には幸いに雨が止みましたが、その後は秋の山岳地域らしいとも言える不安定な空模様が続きます。
　
再び雨が降りはじめたため、後半ではヘビーウェット路面になることを予想してタイヤを選択。
しかし残念ながら雨は思ったほど雨足を強めることがないままに全てのSSを終了、トップから28.3秒差の3番手でDAY1を終了しました。


■奴田原文雄コメント(DAY1終了後)
「DAY1の競技を終えてから雷雨となっていますが、雨の強くなるタイミングが思っていたよりも遅くなってしまったのは残念でした。
DAY2では昨年までは設定されていなかった新しいSSの牛牧線など4つのステージが設けられていますが、まずは3.1秒差となっている2番手を逆転して、トップに詰め寄っていきたいと思っています。」

【ラリーハイランドマスターズ・公式サイト >> http://homepage2.nifty.com/mcsc/highland/highland2009.html】