初めてスバルWRX STI scpe C・R4でのラリー参戦となった奴田原文雄選手。初日のLEG1を終えてポジションは14番手、S2000車両勢との差は42.5秒ほどとなっていました。
そして迎えたLEG2最初のSS4。ここを奴田原選手組は11番手のタイムであがりましたが、ともに日本から参戦している新井敏弘選手組は電気系のトラブルが悪化して残念ながらリタイア。これでR4マシンを駆るのは奴田原選手組のみとなってしまいました。
続くSS5は、なんとステージ内に牛が居すわっているという状況になってキャンセル。
各車はアソーレスの名物でもある、カルデラ湖に沿った道を走るSS6「SETE CIDADES
- 1」へと向かいますが、ここは18.30kmとLEG2で最も長い距離のステージです。
セクション4はこの大会で1回だけ使われる7.15kmの「REMEDIOS / AGUA DE PAU」からスタート。奴田原選手組は10番手のタイムを残し、あとはSS1のリピートとなるSS11、SS2のリピートとなるSS12の2本を残すところまでやって来ました。
ところが、13.06kmのSS11「LAGOA / MARQUES - 2」でまさかの事態が。スタートから5kmほどを走ったところで左フロントのドライブシャフトにトラブルが生じて、マシンは3輪駆動の状態になってしまいました。終盤に襲ってきたピンチ、これを奴田原選手組は必死にリカバリー、タイムダウンを余儀なくされたものの、最終のSS12「COROA
DA MATA - 2」も無事に走りきって最終サービスイン。