NUTAHARA.com [HOMEへ戻る]
TOPICS|トピックス PROFILE|プロフィール TEAM & Co-Driver|チーム&コ・ドライバー Report & Photo|レポート&フォト LINK|リンク BBS|掲示板 BLOG|ブログ
TOPICS|トピックス
 
【全日本ラリー選手権・第5戦 DAY1 現地速報】
折り返しを過ぎて後半戦に突入した全日本ラリー選手権、第5戦は岐阜県の高山市を拠点に開催される「第39回 M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ」です。

全8戦のうち3戦がターマック(舗装路)で競われる今期の全日本ラリー選手権、今大会は開幕戦以来となるターマックステージが舞台。

チャンピオン奪還に向けて僅差のランキング2位につける奴田原文雄選手にとっては、ここでライバルを制してランキングトップに躍り出たいところ。また、来週には注目を集めているIRC(インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ)の「SATA RALLYE ACORES」に出場するので、アソーレス参戦に向けてまずは全日本で勢いをつけたいところでもあります。

中部地方などの梅雨明けも発表されたラリーウィーク、DAY1が行われた土曜日の飛騨高山は朝から快晴。競技スタート時刻は正午、しかし午前中には既に気温が30度近くまで上昇し、暑さも全ての参加者にとっては“大きな敵”という存在になりました。

奴田原選手組は大勢のファンから声援を受けて2番ゼッケンをつけてスタート。
競技は序盤から激しい接戦となり、SS1とSS2でステージベストを叩き出しますが、なんとこれらはともに福永修選手と0.1秒単位まで全くの同タイム、となりました。

その後は灼熱の中でSS3、SS4と単独ステージベスト、DAY1前半を終えて2番手の福永選手に3.7秒、3番手の勝田範彦選手には5.4秒差をつけて、リードを築いていきます。

サービスを挟んでDAY1は後半に突入、SS5も制して5連続ステージベストと好調な走りを見せる奴田原選手組。暑さが厳しい、つまりは路面温度も高くタイヤにも過酷な一戦となっていますが、装着するADVAN A050の高いパフォーマンスは暑さでも揺るぎなく、しっかりと走りを支えていきます。

しかし太陽が西に傾き、やや上空には雲も増えて気温が下がってきた夕方になると、ライバル勢がチャージをかけてきました。SS6からSS8はステージベストを譲るかたちとなり、結果的には惜しくもDAY1最終のSS8で福永選手に逆転を喫して、0.8秒差の2番手で初日を終えた奴田原選手組。

日曜日のDAY2は4本のステージが残されていますが、優勝争いは最後までその行方に注目が集まる激しいつばぜり合いとなってきました。
もちろん注目はDAY2の幕開けとなる朝一番のSS9。奴田原選手が特に重視しているという一日の始まりとなるステージ、まずはここでの奴田原選手組の走りに大きなご声援をお願いいたします!


■奴田原文雄選手コメント(DAY1終了時点)
「今日は久しぶりに良い感じでターマックを走れていたので、最後に逆転されてしまったのは、とても悔しいですね。
0.8秒というのは僅かなようで、実際には決して小さい差と言えないものです。

そんな中で日中は本当に暑い一日となった中、お昼直後の気温が30度を超えるところから夕方になって少し涼しくなるまで、ADVAN A050が良いパフォーマンスを見せてくれました。これはタイヤの気温や路面温度に対する対応領域の幅がとても広く、安定して高いグリップを見せてくれていたと言えるでしょう。
また、サービスでライバル勢はタイヤを4本交換したようですが、全部で10本までと決まっている今回のタイヤ使用規定の中で、我々はDAY2も見据えてフロントタイヤ交換のみに留めるという戦略を採ったという違いもポイントです。

勝負は振り出しに戻ったのと同じ。1DAY開催のラリーなんだという感じで、気持ちを入れ替えて戦っていこうと思っています」


■第39回 M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ
http://homepage2.nifty.com/mcsc/highland/highland2011.html
2011年7月9日