【全日本ラリー選手権・第1戦　DAY1 現地速報】 4月9日(土)、今シーズンの全日本ラリー選手権開幕戦となる「ツール・ド・九州 in 唐津 2011」の競技がスタート。 DAY1は朝から気持ちよい青空に恵まれ、天気予報でも絶好のお花見日和とアナウンスされる陽気に唐津市は包まれました。 DAYは合計6本のSS(スペシャルステージ)が設定されており、午前と午後で3本の林道をループするというアイテナリー。 奴田原文雄選手／佐藤忠宜選手組の「ADVAN-PIAAランサー」は、SS1「HAYASHINOUE 1 (4.16km)」を8時50分にスタート。未明に降った雨の影響で路面は完全に乾いていない難しいコンディションでしたが、ここを3分23秒0であがり、トップとは1.4秒という僅差の2番手につけました。 続くSS2「SANPOU 1」は6.86kmのミドルステージ。トップを奪うことに期待が集まりましたが、このステージでまさかのミッショントラブルに襲われてしまいます。終盤を惰性で走りきってフィニッシュはしたものの、残念ながらそれ以上の走行は叶わない状況でディリタイアを喫してしまいました。 今シーズンから全日本ラリー選手権ではディポイント制度が導入されたので、シーズンを戦う上では1ポイントでも稼ぐことが大切です。 サービスパークに戻されたマシンはメカニックの手によってミッション交換が行われ、日曜日のDAY2に向けて準備が整えられました。 昨日もお伝えしたように、今回の開幕戦は東日本大震災の被災地支援のためにチャリティオークションや義援金募金活動が展開されています。 6本のステージ終了後にはサービスパークでオークションが行われましたが、奴田原選手からはADVANキャップやモンテカルロ優勝車のミニカーなどを提供。 キャップは非売品で、全日本選手権級の大会で表彰台を獲得した選手に贈られるもの。ミニカーも既に完売状態で、なかなか新品を手に入れる機会がない、ともに“レアもの”です。 もちろんこれらには、その場で奴田原選手がサインを書いたので、さらに貴重なアイテムとなりました。 このチャリティオークションはDAY2の日曜日も12時50分からサービスパークが設けられている松浦河畔公園で開催されます。 またDAY2はギャラリーステージも設定されていますので、ぜひお近くの方は会場までお越し下さい！ ■ツール・ド・九州 in 唐津 2011 ： http://ww21.tiki.ne.jp/~gravel-msc/ 2011年4月9日