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【IRCチェコ DAY1-1 : 市街地ナイトステージから競技がスタート!】
27日(金)、チェコ共和国のズリーン市で、いよいよIRC(インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ)の第9戦「Barum Czech Rally Zlin(バルム・チェコ・ラリー・ズリーン)」の競技がスタートしました。

同日午前中にシェイクダウンなどを済ませて、戦い本番に向けて準備万端整えた奴田原文雄選手/市野諮選手のコンビ。
残念ながらスッキリ青空が広がることはありませんでしたが、なんとか雨も朝のうちに止んでセレモニアルスタートの時を迎えます。

午後5時(日本時間の28日・午前0時)にズリーン市の中心部でセレモニアルスタート。ちなみにこのセレモニアルスタートの会場やヘッドクォーター(大会本部)は同じエリアにあり、サービスパークは西におよそ10kmほど離れたバルム・コンチネンタルタイヤの工場敷地内に設けられています。
コンチネンタルタイヤは日本では横浜ゴムとパートナーシップを結んでいる、ドイツに本社を構える世界的なタイヤメーカー。バルムというのは、その傘下にあるブランドなのです。

多くの市民やラリーファンに見守られてスタートランプに立った奴田原/市野組。たくさんの声援を受けて、ライトポッド装着で精悍さを増したランサー・エボリューションIXは、いよいよステージ走行へと向かいます。

ややスタートから時間を置いて、午後9時15分(日本時間の28日・午前4時15分)からSS1・BARUMがスタート。
なんとこのステージはズリーン市内の公道をクローズした"市街地コース"。雰囲気的には旧市街地といった感じのエリアで、一般の住宅はありませんが沿道には会社や飲食店、バスターミナルなどが軒を並べています。

路面はアスファルトばかりではなく、古い石畳もあったりと変化に富んでいます。
1周3.12kmを3周、合計9.36km走りますが、スタートは何と30秒間隔。周回コースゆえにコース上には一時、最大で5台ほどのマシンがいるという状況にもなり、当然のようにラップしたりされたりもあり得る、およそ日本におけるラリーの常識は通用しないステージでした。
なにしろ、このシチュエーションをナイトステージとして使っているのですから!

SS1・BARUMを奴田原選手組は8分10秒1であがり、総合では37番手。N4クラスのランサー勢で見ると8番手のポジションです。
ちなみに総合トップはシュコダ・ファビアS2000を駆るコペツキー・ヤン選手組で7分15秒0。ランサー・エボリューション勢のトップはヴァクラブ・ペッフェ選手で7分21秒5でSS1をフィニッシュして総合6番手につけています。

【SS1・BARUM コースマップ】
>> Google Mapはこちら。航空写真にすると現地の様子がよりわかります。
2010年8月28日