【IRCチェコ現地速報 ： 木曜のレッキと車検を経て、DAY1の金曜日に突入！】 IRC(インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ)の第9戦「Barum Czech Rally Zlin(バルム・チェコ・ラリー・ズリーン)」は、26日(木)にレッキ2日目を迎え、さらにマーキングやシーリング、車検などが行われました。 奴田原文雄選手／市野諮選手は早朝からレッキ2日目に出発、精力的にスケジュールをこなしていきます。 公式日程の車両検査はズリーン市内にあるイベントホールのような場所で行われ、ここは有料で一般開放されていて多くのラリーファンが様子を見守っていました。 IRCはWRCと並ぶ世界的なラリーシリーズ、ゆえに会場は国際色豊かなことが大きな特徴のひとつです。 今回も、以前P-WRC(FIAプロダクションカー世界ラリー選手権)に参戦していたストーン・レーシングのみなさんと2年ぶりに再会。今シーズンはプジョーのS2000マシンでIRCに参戦しているとのことで、IRC事情やS2000マシンについてお聞きするなど交流を深めました。 日付が27日(金)に変わると、いよいよチェコ・ラリーはDAY1に突入。 まずは午前8時から午後1時までの間でシェイクダウンが行われますが、生憎この日の朝にホテルを出るときは雨模様。 ところが幸いなことにシェイクダウンが始まる前に雨はあがって、奴田原／市野組も順調に仕上がったマシンの感触をしっかりと確かめました。 もちろんズリーン市もDAY1を迎えて大いに盛り上がってきています。 サービスパークにも多くのラリーファンや市民の方が訪れていて、奴田原選手は記念撮影の求めに引っ張りだこ。「東洋人がチェコにはあまりいないから珍しいのかな？」とは本人の弁ですが、中にはモンテカルロ優勝時の写真をプリントして持参の上でサインを求めてくるファンも多く、"ヌタハラ"の名前は世界的に広く「ニッポンの速くて強いラリードライバー」として認知されていることは間違いないようです。 なおこの後は、現地時間の27日(金)・午後5時(日本時間の28日・午前0時)にセレモニアルスタートがはじまり、1号車がスタートします。 そして夜には、3.12kmのコースを3周するSSS(スーパースペシャルステージ)のSS1・BARUMが現地時間の午後9時15分(日本時間の28日・午前4時15分)からスタートします。 　 　 2010年8月27日