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【IRCチェコ現地速報 : 参加受付手続きを完了、いよいよラリーウィークへ】
この週末開催されるIRC(インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ)の第9戦「Barum Czech Rally Zlin(バルム・チェコ・ラリー・ズリーン)」に参戦する奴田原文雄選手。
24日(火)は参加に関する事務的な受付手続きなどを行い、いよいよラリーウィークは本番に突入しました。

まずはチェコ・オートクラブのオフィスをコ・ドライバーの市野諮選手とともに訪れて参加受付手続きを行います。ここは日本でいうJAF(日本自動車連盟)のモータースポーツ部のような組織です。

書類の確認などが済むと、ロードブックや車両に貼付が規則で義務づけられているステッカー類、そしてトラッキング用のGPS装置などを渡されます。
マシンには前日のテストで好フィーリングを得ており、主催者から渡されたステッカーやGPSなどを装着することで、いよいよ戦い本番への準備が本格的に整ってきました。

さて、今回のホストタウンとなるズリーン市ですが、チェコ共和国東部にある人口8万人ほどの都市です。製靴業で栄えてきた街で、犯罪や交通事故も少ない治安の良い地域としても知られています。
また、この街では「ズリーン国際映画祭」が催されていて、映画ファンの方には街の名前を聞いたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

街並みはいわゆる日本人が想像する"ヨーロッパの古都"といった雰囲気が意外と少なく、そのような風景は首都・プラハなどの方が目にする機会も多いようです。
写真はズリーン市の中心部から南に20kmほど離れたエリアの風景。
この一帯は森に囲まれた閑静なところで、目につく大きな建物の大半が宿泊施設。街中には若者よりも年配の御夫婦の姿が多く、"保養地"的な面もある街なのではないかと想像されます。

ところで昨日もちょっと触れたチェコでの食生活ですが、残念ながら訪れたレストランでは"チェコ名物"と言われているメニューは皆無でした。結局は少ない選択肢の中から鳥料理をチョイス、カツとグリルを口にした奴田原選手ですが・・・、ごく普通の味だったそうです(笑)。


 
参加受付手続きをする奴田原/市野の両選手。
 
まだ美味しいチェコには恵まれていません(笑)。
2010年8月25日