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【IRCチェコ現地速報 : ランエボIXでテストを実施!】
IRC(インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ)の第9戦「Barum Czech Rally Zlin(バルム・チェコ・ラリー・ズリーン)」が開催される、チェコ共和国のズリーン市に入った奴田原文雄選手。
22日(日)夜の到着でしたが、23日(月)から大会本番に向けて積極的に活動を開始しました。

まずは現地の様子を把握するために、プロトン・チームのテストを視察してきました。
真新しいサービストラックでチェコ入り、荷台にはサトゥリア・ネオS2000が2台おさめられていました。
サトゥリア・ネオS2000は5月に北海道で開催された「Rally Hokkaido」にもやって来ましたから、その名を知っているというファンの方も多いことでしょう。
ここでは、ナイオール・マクシェア選手によるフルアタック走行を体験してきました。マクシェア選手は2004年のP-WRCでチャンピオンを獲得している実力派ドライバーです。
グループN車両とはキロ1.5秒差くらいありそうですが、今回は残念ながらサイドシートでの体験でした(笑)。

その後はいよいよスウェーデンのチームからレンタルしたランサー・エボリューションIXとご対面。
親しみ有るADVANカラーとほぼ同じルックスなので、違和感はなさそうですが・・・。唯一にして最大の違いは、このエボIXが左ハンドルだということです!

しかし、そこは一度コクピットにおさまってスタートすれば、大きな問題ではありません。
マシンは日本から帯同してもらった山田メカニックと現地のエンジニアさんがしっかり仕上げてくれますし、久しぶりのコンビ復活となったコ・ドライバーの市野選手との息もピッタリです。

シート合わせや足回りのセットアップなど、メニューも順調にこなして月曜日のテストは無事に終了。今回、ダンパーはTEINさんのご協力をいただきましたが、難しいチェコの路面でも大いに実力を発揮してくれることは間違いないでしょう。
初参戦のIRC、まずはテストを通じてしっかり戦いに向けた手応えを掴むことができました。

ちなみにチェコ・ライフですが、物価は日本よりもかなり安いです。ボリュームあるビーフステーキが日本円で1,000円くらい、鳥料理なら500円くらいで食べられます。
またチェコはビールが有名で、その消費量は世界一なのだとか。レストランでジョッキが180円くらい、奴田原選手は飲みませんが、安くて美味しいビールを堪能しているスタッフもいるとか、いないとか・・・!?


■奴田原文雄選手コメント(テスト終了時)
「まずはテストを無事に終えることができました。
2年ぶりに乗るエボリューションIX、初めての左ハンドル、初めて使うサスペンションに久しぶりに使うターマックタイヤと、不安な要素がいろいろとあったのですが、少し走っただけで心配事は全て吹き飛びました。
今回のコ・ドライバーである市野諮選手とのコンビも2008年のRally Japan以来ですが、自信を持って競技本番のスタートに立つことが出来そうです」


 
現地エンジニアと打合せ、マシンをセットアップ。
 
市野選手とのコンビネーションもバッチリです!
2010年8月24日