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【速報 : 全日本ラリー選手権 第5戦 DAY1】
5月に十勝地方で開催された「Rally Hokkaido」からおよそ2ヶ月、全日本ラリー選手権が再び北海道に上陸しました。
舞台となるのはニセコ&キロロ地区、倶知安(くっちゃん)町をホストタウンとして「ARK Rally in Shiribeshi」が土曜・日曜の2日間に渡って開催されます。

朝から気持ちよい青空となった土曜日、午前9時に倶知安駅に隣接するサービスパークからいよいよ競技がスタート。
ゼッケン2番をつける「ADVAN-PIAAランサー」の奴田原文雄/佐藤忠宜組も、まずは10分ほど走ったところにあるサーキット場、HSP(北海道スピードパーク)内の特設コースであるSS1・HSP (1)へと向かいます。

距離は1.02kmと短いですがテクニカルな設定のギャラリーコースとなっており、2日間でここを7回ループするという設定のアイテナリー。
奴田原/佐藤組は1分41秒5のステージベストでギャラリーの期待に応え、幸先よいスタートを切りました。

続くSS2・BROOK Trail (1)は10.08kmの林道ステージ。快調にスタートしましたが、ここでまさかのトラブルに襲われてしまいペースアップを許されず1分ほどの大きなタイムロス。
これにより順位を総合6番手にまで落としてしまいましたが、19.18kmのロングステージであるSS3・KIRORO Traverse (1)では15分35秒1の2番手タイム、シリーズタイトルを争う勝田範彦選手に対して22.1秒を挽回。

午前のステージ最後となるSS4・HSP (2)ではギャラリーの前で再びステージベストを叩き出して最初のサービスイン。この時点で上位陣からも難しいコースに手こずってリタイアを喫するチームが多く、奴田原/佐藤組は総合5番手のポジションで午後の戦いに臨みます。

午後のセクションも、まずはギャラリーステージから。SS5・HSP (3)は全参加者中唯一、1分40秒の壁を破る1分38秒9、徐々にビハインドを取り返していきます。
林道ステージのループとなる最初のSS6・BROOK Trail (2)、先程はトラブルに見舞われたステージを今度はしっかり走りきってSS7・KIRORO Traverse (2)ではこの日4回目のステージベストとなる15分10秒2をマーク。

そしてDAY1の締めくくりとなるSS8・HSP (4)も1分38秒2のステージベスト、4回のギャラリーステージ全てを含む5つのベストを叩き出して速さを見せました。

残念ながらSS2でのトラブルによる遅れの影響はありましたが、全日本選手権の参加33台中(オープンクラス除く)12台が既にリタイアを喫している中で、3番手につけて着実にポジションアップをしている奴田原/佐藤組。

2番手の勝田選手組とは16.9秒差、充分に射程圏内に捕らえていると言えるでしょう。
残念ながらDAY2となる日曜日の天気予報では、にわか雨の可能性も伝えられていますが、サバイバルな展開が色濃くなっている「ARK Rally in Shiribeshi」での逆転劇に向けて、ご声援を宜しくお願いします!


■奴田原文雄選手コメント (DAY1終了時点)
「SS2で生じたトラブルは悔やまれますが、それ以外は順調な走りでここまで来ています。道幅があまり広くなく、岩や砂利も多い路面で難しいステージが多いのですが、しっかり走りきって3番手まで回復することが出来ました。
DAY2では初めてステージとなる林道もあり、ここはグレーチングが多くて難しい道。ラリー全体はサバイバルな展開になってきていますが、DAY2のステージ距離から言えば2番手のポジションは充分に奪えるチャンスがあると思っていますので、明日も頑張ります」
 
ARK Rally in Shiribeshi 公式サイト >> http://www.team-ark.jp/
2010年7月17日