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【Rally Hokkaido・DAY1-B 前日から8連続ベストで独走態勢を構築!】
昨日のセレモニアルスタートで幕を開けた「Rally Hokkaido」。
DAY1-Bが行われる土曜日、まず最初のステージは25.12kmのSS2「シピリカキム・リバース1」。ここで奴田原文雄/佐藤忠宜組の「ADVAN-PIAAランサー」は14分41秒6の全日本ラリー選手権組ステージベストを叩き出し、今日も奴田原組はラリーリーダーとして主導権を握ります。

続くSS3「クンネイワ・リバース1」は25.25kmでこちらもロングステージ。なんとここでは3連続ステージベストをマークしただけではなく、12分47秒3というタイムはAPRC組トップの新井敏弘選手の12分50秒9を上回るオーバーオールベストタイム。

セクション1の最後となる「リクベツ1」は2.73kmのショートステージですが、この日唯一のギャラリーステージ。
大勢のファンが見守る中を2分11秒9で駆け抜けた奴田原組は、ファンの期待に応える快走ぶりを披露しました。

この日はシピリカキムとクンネイワは3回ずつ走行するアイテナリー。つまりAPRC参加選手も走る今回は、走行を重ねるごとに路面が掘れて条件はどんどん悪化していきます。
1走目の両ステージでベストを奪って"貯金"を作っている奴田原組ですが、もちろん2走目でも攻略の手を弛めることはなく、SS5「シピリカキム・リバース2」、SS6「クンネイワ・リバース2」、さらに2回目のギャラリーステージとなる「リクベツ2」とステージベストを独占。

セクション3に入った「シピリカキム・リバース3」まで、実に前日のSS1から8連続ステージベストでライバルを全く寄せつけない異次元とも言える速さを見せつけます。
SS8「クンネイワ・リバース3」は2番手に留まりましたが、これはステージ開始前に降った雨の影響を考慮して慎重なドライビングを優先した結果。リタイア車両も既に多くサバイバルな様相を色濃くしているだけに、明日の戦いも視野に入れてマシンに無理な負担をかけなかったという背景があります。

しかし帯広市内に戻り、中心部のメインストリートで多くの市民から声援を受けた奴田原組は、北愛国交流広場に隣接する「オビヒロ2」でこのラリー9回目のステージベストを奪取。
DAY1-B最後の「オビヒロ2」も2番手でしっかり走りきり、DAY1-Bを終えて2番手に対して2分10秒9という大量のマージンを稼いでラリーリーダーとして君臨しています。


■奴田原文雄選手コメント (DAY1-B終了後)
「昨日のSS1を走って車のコンディションが良いことも再確認出来たので、今日はとにかく最初で大きな差をつけていこうと思いました。
最初の方のステージは路面状態が良いですし、全日本組の前にAPRC車両が走るので砂利も捌けてアタックしやすいからです。そこで予定通りに後続に差をつけることが出来たので、あとは悪化していく路面状況に気をつけながら攻めていきました。最後の方ではちょっと抑えるくらいの余裕も出来たので、まずは描いていた青写真通りの展開です。
終盤では雨も降りましたが、これは走っているみんなにとって条件は同じ。3本目は道も荒れてきてリスクもあったので、少しペースダウンしてしっかり走りきりました。
帯広市内に戻って駅前の道をリエゾンとして走りましたが、ただ中心街を通るだけなのかと思っていたら沿道に多くの方がいらっしゃって盛り上げてくれて、とても嬉しかったですね。
トップで一日を終えましたが、戦いは明日も長いので気を抜かずにしっかり優勝に向けて良い走りを続けていきたいと思っています。」
 
Rally Hokkaido 公式サイト >> http://www.rally-hokkaido.com/jp/
十勝毎日新聞・連載記事 >> Rally Hokkaido観戦ガイド
2010年5月22日