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OUTLINE
 
2018年 全日本ラリー選手権 第5戦 「Montre 2018」
開催日程
2018年6月7日(木) 〜 10日(日)
開催場所
群馬県・嬬恋村 近郊
主   催
上州オートクラブ
A.,G,.MSC北海道 (A.G.メンバーズスポーツクラブ北海道)
NPO法人 M.O.S.C.O.
競技内容
総走行距離 461,954km / SS(スペシャルステージ)数 17本 / SS総距離 88.791km / グラベル(非舗装路)
天候/路面
LEG 1 : 曇り のち 晴れ/ハーフウェット 〜 ドライ   LEG2 : 曇り のち 雨/ハーフウェット 〜 ウェット
参加台数
50台 (オープンクラス含)
RESULT
総合成績 : 4位 / JN-6クラス成績 : 4位


SS1
7.954km
SS2
0.300km
SS3
5.361km
SS4
4.160km
SS5
7.954km
SS6
1.073km
SS7
10.779km
SS8
1.073km
SS9
10.779km
LEG1
49.433km
(5) 6:18.3
(2) 0:36.7
(1) 4:09.1
(1) 3:22.5
(=4) 6:05.6
(1) 1:01.2
(5) 8:23.9
(2) 1:00.7
(5) 8:30.2
(3) 39:28.2

SS10
7.828km
SS11
0.300km
SS12
5.557km
SS13
4.160km
SS14
7.828km
SS15
0.300km
SS16
5.557km
SS17
7.828km
LEG2
39.358km
(4) 6:38.2
(1) 0:35.2
(4) 4:20.1
(3) 3:24.8
(6) 6:39.1
(1) 0:34.7
(2) 4:18.5
(3) 6:39.6
(3) 33:10.2

Total
88.791km
(4) 1:12:38.4


カッコ内はステージタイム順位。
NUTAHARA'S REPORT COMMENT
前戦・久万高原からグラベル(非舗装路)での5連戦となる、2018年の全日本ラリー選手権。その2戦目となる大会が、群馬県嬬恋村を拠点として6月7日〜10日にかけて開催された。
 
「Montre 2018」は、日本のラリー史にとって伝統の一戦として広く知られている。2012年、9年ぶりに全日本戦のカレンダーに復活して以来、渋川市から嬬恋村へとホストタウンこそ変更があったものの、これまで6年にわたってターマック(舗装路)ラリーとして開催されてきた。それが今年は、グラベルラリーへと変貌を遂げたのである。
 
もっとも、グラベルラリーとして位置づけられてはいるが、実際のSS(スペシャルステージ)には舗装区間も少なくない。中でも大会最長となる「Minenohara (10.779km)はLEG1で2回走行するが、ここは全線がターマック(舗装路)となる。また、初日のみ走行する「Omae Suzaka Gravel」と、2日間で走行方向を変えて合計3回走る「Gunmazaka」はグラベルとターマックの両方が混在している。
 
一方で、やはり2日間で走行方向を変え、一部を別々の道のりで使う「Azumaya」は全線グラベル、道幅が狭い割りにはハイスピードという難しいステージだ。さらに硬く締まった路面のダートトライアル場「S.L. Shinsyu (1.073km)」、お馴染みサービスパーク隣接のスーパースペシャルステージもあり、実に変化に富んだ舞台が用意されたのである。
 
こうしたステージに対して、規則により使用出来るタイヤはグラベルタイヤに限られる。つまり、例え全線舗装の「Minenohara」であってもターマックラリーで強さを見せているADVAN A052は使うことが許されない。このため、幅広い路面コンディションに対応するADVAN A053を中心として、ダートトライアルでお馴染みの硬質路面用グラベルタイヤであるADVAN A036、さらに雨によるコンディション悪化に備えて軟質路面用のADVAN A031というラインアップで奴田原文雄選手/佐藤忠宜選手組は今年のモントレーに臨んだ。
 
レッキが行われた金曜日は汗ばむ陽気となったが、夜の内に雨がSSを濡らしていた。この雨によるコンディション変化も気になる中で迎えた土曜日のLEG1、ADVAN 053を装着した奴田原選手組はオープニングステージこそ5番手に留まったものの、多くのギャラリーが見守るSS2のスーパースペシャルステージではセカンドベストをマーク。そしてターマックとグラベルが混在するSS3「Gunmazaka A (5.361km)」で待望のステージベストを叩き出すと、同様に両路面が混在するSS4「Omae Suzaka Gravel 1 (4.160km)」も連続ベストであがってトップから僅か1.4秒差の3番手まで挽回する。
 
4本のSSを走り終えてサービスイン、この先はSS5が全線グラベル、SS6はダートトライアル場、SS7が全線舗装、SS8で二回目のダートトライアル場を走り、LEG1の締めくくりに再び全線舗装のステージというアイテナリーだ。
 
そこで奴田原選手組はADVAN A053を4輪に装着した上で、スペアにADVAN A036を2本搭載。まずはADVAN A053でSS5「Azumaya A2」をアタック、オープニングの一走目よりもタイムを上げて行った。そして、この日3回目のステージベストをマークしたSS6「S.L Shinsyu 1」を終えてADVAN A036を装着。距離の長い舗装ステージではやや苦戦を強いられたが、濃い霧も出る難しいコンディションの中でしっかり走りきり、LEG1をトップから14.6秒差の3番手で終えた。
 
日曜日のLEG2、やはり今年もモントレーは難しい空模様が待ち受けていた。早朝からサービスパークは雨と霧に包まれており、果たしてステージの路面コンディションがどのようになっているのかを想像するのは難しかった。
 
特にこの日のステージで最長となる7.828kmの「Azumaya」は、雨が降るとスリッパリーになる傾向が強いという情報もあった。そのステージを3回走り、舗装区間もある「Gunmazaka (5.557km)」を昨日とは逆方向に2回、同様にミックス路面の「Omae Suzaka Gravel (4.160km)」を1回走る。これにスーパースペシャルステージ2回を加えたアイテナリーのLEG2、どこに照準を合わせていくか難しい展開だ。。
 
奴田原選手組は路面コンディションの悪化が見込まれる「Azumaya」に照準を合わせ、ADVAN A031を装着。この日のオープニングとなるSS10に向かったが、標高がサービスパークより低いSSでは思ったほど多くの雨は降っておらず、路面としては想定より走りやすいものだった。
 
このためなかなかタイムが伸びない我慢の展開となってしまったが、それでもスーパースペシャルステージでは2本ともにベストをマーク。このほかセカンドベストやサードベストを刻む力走を見せたが、惜しくもポジションを前日からひとつ下げて4位でのフィニッシュとなった。



■奴田原文雄選手コメント

「やはり最後はモントレーらしく、難しい天候とコンディション今年もなりましたね。表彰台にあと一歩届かなかったのは残念でしたが、特に天候にも恵まれた土曜日には多くの方々が観戦に足を運んでくださり、そんな中でスポーツランド信州のギャラリーステージではベストも刻むことが出来て良かったです。前戦に続いてスーパースペシャルステージのベストタイムに対する特別賞もいただけて、佐藤選手の“飲み代貯金”も増やすことが出来ました(笑)」


>> 詳しいレポートはYOKOHAMA MOTORSPORTS WEBSITEをご参照ください
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