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OUTLINE
 
2018年 全日本ラリー選手権 第4戦 「久万高原ラリー」
開催日程
2018年5月18日(金) 〜 20日(日)
開催場所
愛媛県・久万高原町 近郊
主   催
松山オートクラブ (MAC)
チーム. エトワール (ETOILE)
ドライバーズ・クラブ・ルーキー (DCR)
競技内容
総走行距離 196.60km / SS(スペシャルステージ)数 12本 / SS総距離 67.82km / グラベル(非舗装路)
天候/路面
LEG 1 : 曇り のち 晴れ/ハーフウェット 〜 ドライ   LEG2 : 晴れ/ドライ
参加台数
51台 (オープンクラス含)
RESULT
総合成績 : 2位 / JN-6クラス成績 : 2位


SS1
8.95km
SS2
9.61km
SS3
1.28km
SS4
8.95km
SS5
9.61km
SS6
1.28km
LEG1
39.68km
(4) 9:37.0
(3) 9:23.5
(1) 1:22.6
(3) 9:33.3
(3) 9:08.8
(1) 1:20.8
(2) 40:26.0

SS7
6.15km
SS8
6.64km
SS9
1.28km
SS10
6.15km
SS11
6.64km
SS12
1.28km
LEG2
28.14km
(2) 6:02.2
(3) 7:19.5
(1) 1:18.8
(1) 6:00.8
(3) 7:18.5
(1) 1:19.6
(3) 29:19.4

Total
67.82km
(2) 1:09:45.4


カッコ内はステージタイム順位。
NUTAHARA'S REPORT COMMENT
2018年の全日本ラリー選手権は、第4戦から第8戦まで中盤の5戦がグラベル(非舗装路)ラリーで競われる。その皮切りとなる第4戦「久万高原ラリー」は、今年も“四国の軽井沢”と称される愛媛県久万高原町を舞台に開催された。
 
この大会の前身は1980年代の「ツール・ド・四国」で、1991年を最後に終了した。その後ブランクをはさんで2002年に名称を新たにして復活したが、当時の全日本選手権は四輪駆動と二輪駆動がそれぞれの部門にわかれてシリーズが設定されており、四国の大会は二輪駆動部門の一戦となっていた。
 
そして2006年に、駆動部門制が廃されて現在のかたちとなった全日本ラリー選手権、四国での大会は再び名称をあらためて「久万高原ラリー」となって現在に至る。
 
ただ、「久万高原ラリー」は、名称のみならず戦いの舞台となるSS(スペシャルステージ)もターマック(舗装路)に装いを新たにした。
 
以降、2008年には奴田原文雄選手にとって、三菱・ランサーエボリューション]での初優勝を飾っている。2010年まで5年間はターマックラリーとして開催されたが、2011年にはグラベルラリーとされ2014年まで開催。2015年に再びターマックへと戻され、今年4年ぶりにグラベルに戻されたのである。
 
そしてこのうち、先述の2008年に加えて、グラベル開催の2011、'12、'14年の3回を奴田原選手組が優勝。2013年は準優勝で、過去の成績を振り返ってみると“相性のよい久万高原”と言えるだろう。
 
今回は2日間で全12本のSS(スペシャルステージ)を設定、お馴染みのギャラリーステージ「スキー場」が両日とも2回ずつ用意されるほかに、4つの林道ステージを各日2本ずつリピートを含む2回ずつの走行というアイテナリーになる。18日(金)のレッキで奴田原選手組もしっかりペースノートを作り込んで本番に備えたが、その日の夜には久万高原地方に一時的に強い雨が降り、濡れた路面が待ち受けることとなった。
 
19日(土)、朝8時30分から昨年に引き続き久万高原町役場でセレモニアルスタート。地元のちびっこ達が奏でる太鼓の演奏が華を添え、多くの町民も戦いの臨む選手たちに声援を送ってくれた。9時ちょうどに1号車がスタート、ゼッケン4をつける奴田原選手組も声援に見送られてオープニングステージへと向かっていく。
 
SS1「大野ヶ原線 1 (8.95km)」はスタートから上りのステージ、ここは少々タイムが伸び悩み4番手でフィニッシュ。続くSS2「大谷支線 1 (9.61km)」は大会最長のステージで、こちらは下りが主体となる。このステージではサードベストを獲得し、ポジションを3番手にアップ。そしてギャラリーの見守る「スキー場 1 (1.28km)」で待望のステージベスト、ポジションは3番手と変わらないが4位との差を0.3秒拡大、2位との差は2.3秒詰めて1回目のサービスイン。
 
サービス明けのセクション2は、午前と同じ3つのステージをリピートする。奴田原選手組はさらなる力走を重ね、SS6「スキー場 2」で再びベストを奪い、トップの新井敏弘選手組から18.2秒差の2番手でLEG1を終えた
 
一夜明けた20日(日)は、朝から気持ちよい青空に恵まれた久万高原地方。林道ステージもドライコンディション、汗ばむ陽気の中で逆転を目指してLEG2がスタートした。
 
二日目のオープニングは「大谷リバース 1 (6.15km)」、前日の大谷支線と一部重複するステージは重複区間に深くワダチが掘れたタフなコンディション。初日で多くのリタイアが生じたサバイバルラリー、二日目も早々に戦列を離れるクルーが現れる中、奴田原選手組はオープニングから2連続セカンドベストを刻んでいく。
 
そしてこの大会で3回目となるギャラリーステージのSS9「スキー場 3」でベストタイム、これで新井選手組との差は17.8秒。
 
最終セクション、「大谷リバース 2」も連続ベストでさらに差を詰めて15.3秒を追う奴田原選手組、残りステージ距離から逆転は難しい状況だが、新井選手組もここまでノートラブルではないだけに、勝負の行方は最後まで分からないサバイバルラリーとなっていく。
 
しかし、今回は新井選手組に惜しくも届かず。それでも最終ステージの「スキー場 4」で本大会5回目のステージベストをマーク、スキー場は4回全てを制して前戦に続いてステージタイム特別賞を獲得。グラベル5連戦の初戦を2位でフィニッシュ、シリーズ争いがますます混沌とする中で大きなポイントを蓄積した。



■奴田原文雄選手コメント

「今回はADVAN A053の205/65R15サイズを初めて実戦に投入しましたが、トラクションのかかりも良くて安定感がありました。残念ながら優勝には一歩届きませんでしたが、今回はよりキレのある走りを新井選手組がしていた、ということですね。自分たちの課題も見えているので、より速く走れるようにチーム一丸となって取り組んでいこうと思います。まずはグラベル5連戦の初戦を2位で終えることが出来て、まずまずというところ。次のモントレーも今季2勝目を目指していきますので、応援よろしくお願いいたします」


>> 詳しいレポートはYOKOHAMA MOTORSPORTS WEBSITEをご参照ください
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