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2017年 全日本ラリー選手権 第6戦 「2017 ARK ラリー洞爺」
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開催日程
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2017年6月30日(金) 〜 7月2日(日)
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開催場所
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北海道・洞爺湖町 近郊
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主 催
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アーク・オートクラブ・オブ・スポーツ (Team ARK)
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競技内容
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総走行距離 499.06km / SS(スペシャルステージ)数 15本 / SS総距離 89.12km / グラベル(非舗装路)
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天候/路面
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DAY 1 : 晴れ/ドライ DAY2 : 晴れ 時々 曇り/ドライ
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参加台数
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56台 (オープンクラス含)
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総合成績 : リタイア / JN-6クラス成績 : リタイア
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SS1
0.70km
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SS2
11.24km
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SS3
8.04km
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SS4
5.43km
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SS5
11.24km
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SS6
8.04km
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SS7
5.43km
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SS8
0.70km
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Day1
50.82km
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(2) 0:40.7
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(2) 8:22.5
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(1) 6:52.2
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(3) 4:07.5
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(2) 8:08.0
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Retire |
SS9
6.80km
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SS10
2.98km
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SS11
9.02km
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SS12
0.70km
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SS13
6.80km
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SS14
2.98km
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SS15
9.02km
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Day2
38.30km
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カッコ内はステージタイム順位。
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全9戦のカレンダーとなる2017年の全日本ラリー選手権だが、そのうちグラベル(非舗装路)での戦いは北海道での2大会のみ。第6戦「2017 ARK
ラリー洞爺」は今シーズンのグラベル初戦として、今年も北海道を代表する温泉地のひとつである洞爺湖町をホストタウンに開催された。
サービスパークも例年同様の洞爺湖文化センター駐車場、徒歩数分の砂防ダムにはショートのギャラリーステージ「SSS NEW VOLCANO (0.70km)」が設けられるのも例年通り。15本のSS(スペシャルステージ)が設定され、その合計距離は89.12kmというのもほぼ例年通りだが、林道ステージについては土曜日がこれまでと大きく様変わりした。
洞爺湖から北へ移動し、ニセコ地域となる蘭越(らんこし)町に新しいステージが3本設けられた今年の大会。「STREAM」は大会最長の11.24km、「KNOLL」は8.04kmで、この2本はややテクニカルな要素も強くタイム差がつきやすそうなステージだ。5.43kmの「MAGNOLIA」は直線的に駆け抜けられる箇所が多いが、この土曜日の3ステージともに道幅は狭くスリッパリーな箇所も多くて、難しさを感じるものだ。
一方、日曜日のステージはお馴染みとも言える「SEA TANGLE (6.80km)」、「PLUM (2.98km)」、「LAVENDAR LONG
(9.02km)」であり、全体構成比としても土曜日の方が距離は長い。地区戦でも使われたことが無く地元勢にとっても初めての走行となる土曜日のステージが、勝負をわける大きな要素であると目された。
6月30日(金)には、早朝からレッキが行われた。天候に恵まれ北海道としては蒸し暑い陽気となったが、羊蹄山もその雄姿をクッキリと見せる中、特に土曜日の林道ステージについては精度の高いペースノートが求められるだけに、奴田原文雄選手/佐藤忠宜選手組も念入りにレッキを行った。
そして夕方には「SSS NEW VOLCANO 1」で大会が幕を開ける。リバースオーダーでのスタートとなるSS1、蒸し暑くほぼ無風というコンディションだったがゆえに、先行車が舞いあげた土埃が収まり切らないうちのスタートを余儀なくされ、視界が悪い中での走行となった。
そんな中、奴田原選手組はショートステージであっても、しっかり作り込んだペースノートを頼りに果敢にアタック。惜しくも一ヶ所シフトミスがあったために0.1秒差のセカンドベストとなったが、上々の手応えを掴んで戦いがスタートした。
7月1日(土)も、朝から青空が広がった洞爺湖地方。この日のステージは直線距離で50km以上離れたところにあるが、天気予報を見る限りは終日好天でドライコンディションでの戦いとなりそうだ。
しかし、グラベル路ということで先頭ゼッケンは路面の砂利をかきながらの走行を強いられる。路面はドライだが“フカフカ”な箇所も多く、奴田原選手組は土曜日のスタートから軟質路面用グラベルタイヤ「ADVAN
A031」をチョイスした。
やや砂利の多かったSS2「STREAM 1」は“砂利かき役”に徹するかたちとなってしまい後続ゼッケンのライバルにベストを譲るも、セカンドベストで食らいつく。そしてSS3「KNOLL
1」で大会初ステージベストを奪ってトップとの差を1.4秒に詰めると、SS4「MAGNOLIA 1」はサードベストで1.8秒に差が開くという、序盤から激しいシーソーゲームが繰り広げられた。
一方ではSS2で早々に新井敏弘選手組が姿を戦列から消すなど、タフなサバイバルラリーという顔も覗かせてくるラリー洞爺。
前半セクションを終えてサービスイン、奴田原選手組はタイヤを「ADVAN A053」にチェンジしてリピートステージへと向かう。今回は50台以上の大量エントリー、1走目で概ね砂利は掃けて路面は掘れ始めている。ここで対応領域幅の広い「ADVAN
A053」を装着して、一気にトップを奪っていこうという戦略だ。
この戦略は後半セクションのオープニングとなるSS5「STREAM 2」で、早速青写真通りの展開となる。ステージベストには一歩及ばなかったものの、SS2でベストを奪ってトップを走っていた鎌田卓麻選手組に対して7.2秒差をつけるセカンドベストをマーク。一気に鎌田選手を逆転してトップの躍り出たが、2番手にはシリーズを争う勝田範彦選手組が浮上し奴田原選手組との差は僅かに0.4秒。
全く気の抜けない接戦が続くラリー洞爺、SS6は1走目で奴田原選手組がベストを叩き出している「KNOLL」。もちろん狙うは再びのステージベスト、ここで差をしっかりつけてマージンを稼ぎデイポイントも狙っていきたいところ。
しかし、まさかの展開が。スタートから果敢に攻めていった奴田原選手組だが、勢い余って左コーナーでアウトの深い側溝に吸い込まれるようにコースオフを喫し、車両は全く身動き出来ない状態に。ダメージも大きかったことからDay2への再出走を断念、無念のリタイアという結果になってしまった。
■奴田原文雄選手コメント
「新しいステージも設定されたARKラリー洞爺ですが、その新しいステージでミスをしてしまいました。次のRally Hokkaidoではしっかり雪辱を果たしていきたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします」
【>> 詳しいレポートはYOKOHAMA MOTORSPORTS WEBSITEをご参照ください】
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