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OUTLINE
 
2017年 全日本ラリー選手権 第2戦 「ツール・ド・九州2017 in 唐津」
開催日程
2017年4月7日(金) 〜 9日(日)
開催場所
佐賀県・唐津市 近郊
主   催
グラベルモータースポーツクラブ(GRAVEL)
競技内容
総走行距離 417.40km / SS(スペシャルステージ)数 13本 / SS総距離 73.09km / ターマック(舗装路)
天候/路面
DAY 1 : 雨 時々 曇り/ウェット   DAY2 : 曇り 時々 晴れ/ハーフウェット
参加台数
47台 (オープンクラス含)
RESULT
総合成績 : 2位 / JN-6クラス成績 : 2位


SS1
9.24km
SS2
4.33km
SS3
9.24km
SS4
4.33km
SS5
1.92km
SS6
1.92km
SS7
9.24km
SS8
4.33km
DAY1
44.55km
(3) 7:06.6
(4) 3:29.8
(4) 6:58.6
(3) 3:25.6
(3) 1:57.1
(3) 1:55.0
(4) 7:04.6
(4) 3:28.9
(3) 35:26.2

SS9
9.44km
SS10
1.92km
SS11
3.87km
SS12
3.87km
SS13
9.44km
DAY2
28.54km
(2) 8:22.4
(3) 1:50.3
(1) 2:50.2
(1) 2:47.4
(1) 8:06.6
(1) 23:56.9

Total
73.09km
(2) 59:23.1


カッコ内はステージタイム順位。
NUTAHARA'S REPORT COMMENT
東京では全国で最も早く、4月1日にソメイヨシノが満開となった2017年の春。そんな桜に見送られるように、チームスタッフは「ADVAN-PIAA ランサー」と機材を運ぶ2台のトラックで、本拠地である神奈川県からおよそ1,100kmほど西となる戦いの場へと向かった。
 
「ツール・ド・九州2017 in 唐津」。佐賀県唐津市を舞台に開催される本大会は、全日本選手権のカレンダーに初めて加わったのが2006年。以降、シーズン開幕の地としてお馴染みとなっていたが、今シーズンはウィンターラリーで開幕となったことから第2戦として開催される。
 
今年は九州地方の桜の開花が例年より一週間ほど遅れ、ラリーウィークにも多少緑の葉も増えてはいたものの、淡いピンク色の花が綺麗に残っている状態だった。今回の唐津では新しいSS(スペシャルステージ)も設定されたが、その中には桜のトンネルをラリーマシンが駆け抜けるというシチュエーションもあり、まさに春の到来を桜とラリーマシンが唐津の街に告げることとなった。

しかし、競技がスタートする4月8日(土)は生憎の雨模様。唐津神社で行われるセレモニアルスタートには今年も多くの市民が足を運んでくれたが、沿道では桜に加えて傘も花開く中でのスタートとなる。

ゼッケン2をつける奴田原文雄選手/佐藤忠宜選手組は、ウェットコンディションの路面に対して「ADVAN A08B」を選択。オープニングとなるSS1「羽金山 1 (9.24km)」は2番手の勝田範彦選手組と1.6秒差のサードベスト。続くSS2「林の上 1 (4.33km)」、リピートとなるSS3「羽金山 2」はともに4番手タイムとなり、SS4「林の上 2」では再びサードベストを刻む。
 
セクション1を締めくくるSS5「見返りの滝 1 (1.92km)」は、今回新たに設けられたステージのひとつ。日本の滝百選にも数えられている「見帰りの滝」をスタート、伊岐佐ダムの管理事務所に向かって急な上り坂を一気に駆け上がる特徴的なステージは、DAY1のギャラリーステージとして多くの観客も走りを見守っている。このSS5をサードベストであがって1回目のサービスイン。トップの勝田選手組とは12.4秒、3番手の新井敏弘選手組とは5.5秒差の4番手というポジションだ。
 
40分のサービスを受けて戦いはセクション2へ進む。SS6はSS5のリピートとなる「見返りの滝 2」、先程と同じサードベストを刻む。このSS6で新井選手組がマシントラブルから戦線を離脱、奴田原選手組は3番手へとポジションをひとつ上げた。その後、SS7、SS8はともに4番手タイム、初日を終えてトップの勝田選手組と31.7秒、2番手の福永修選手組とは21.6秒差と厳しい展開になった。

一夜明けた9日(日)のDay2、雨はあがったもののステージの路面が完全に乾くまでには時間を要すると思われる朝だった。そんな中で奴田原選手組は「ADVAN A052」を装着してSS9「陣の山 1 (9.44km)」へと向かう。
 
やはり路面は未だ乾いておらず、ダンプ路面と呼ばれるコンディションだった。ここで勝田選手組には0.5秒届かなかったものの、福永選手組を20.2秒引き離すセカンドベストで、一気に2番手に詰め寄った。
 
SS10は昨日から数えて3回目の走行となる「見返りの滝 3 (1.92km)」。ここで難なく福永選手組を上回るステージタイムをマーク、2番手にポジションを上げた。
 
続くSS11は本大会で初めて設定される二つ目のステージ「古窯(こよう)の森 1 (3.87km)」。世界的に評価の高い“唐津焼”発祥の地であると言われるエリアに設けられたギャラリーステージ、ここで奴田原選手組は待望の大会初ステージベストを叩き出す。じわじわと乾いてきた路面を見越して施したドライセッティングも好フィーリングを見せて、サービスをはさんだ終盤のSS12「古窯の森 2」、そしてファイナルのSS13「陣の山 2」と立て続けにベストを刻んでフィニッシュ。
 
惜しくも勝田選手組の連勝にストップはかけられなかったが、Day2の満点デイポイントを含めてシリーズを戦う上で大切なポイントをしっかり加算。第5戦までターマック(舗装路)戦が続くが、マシンのセッティングを含めて手応えを掴んだ一戦となった。



■奴田原文雄選手コメント

「初日はウェット路面での戦いとなりましたが、我慢の走りとなってしまいました。しかし2日目はセッティングも上手く合わせられて3連続ステージベストも奪い、次戦以降に向けての収穫もある一戦になりましたね。
優勝に届かなかったのは残念ですが、ポイントもしっかり獲得してシリーズを戦う上では大きな意味のある準優勝になっていくと思います。次の久万高原ではトップでフィニッシュ出来るように全力で臨みますので、引き続き応援よろしくお願いいたします」


>> 詳しいレポートはYOKOHAMA MOTORSPORTS WEBSITEをご参照ください
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