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2016年 全日本ラリー選手権 第6戦 「モントレー2016 in 嬬恋」
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開催日程
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2016年8月26日(金) 〜 8月28日(日)
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開催場所
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群馬県・嬬恋村 近郊
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主 催
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上州オートクラブ (JAC) / NPO法人 M.O.S.C.O.
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競技内容
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総走行距離 317.664km / SS(スペシャルステージ)数 16本 / SS総距離 68.775km / ターマック(舗装路面)
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天候/路面
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DAY 1 : 雨 / ウェット DAY 2 : 曇り / ハーフウェット&ドライ
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参加台数
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54台
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総合成績 : 2位 / JN-6クラス成績 : 2位
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SS1
5.222km
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SS2
5.316km
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SS3
0.491km
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SS4
5.222km
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SS5
5.316km
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SS6
5.222km
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SS7
5.222km
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SS8
5.316km
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SS9
0.491km
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Day1
37.818km |
(2) 3:31.8
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(3) 3:24.8
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(2) 0:38.6
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(2) 3:29.8
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(6) 3:26.7
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(5) 3:30.4
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(1) 3:26.2
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(5) 3:22.8
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(1) 0:38.7
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(3) 25:29.8 |
SS10
4.023km
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SS11
5.518km
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SS12
5.737km
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SS13
0.401km
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SS14
4.023km
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SS15
5.518km
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SS16
5.737km
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Day2
30.957km
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(2) 3:00.8
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(2) 2:51.1
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(1) 3:20.0
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(2) 0:33.8
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(1) 3:00.4
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(-) Through
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(3) 3:21.4
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(1) 16:07.5
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Total
68.775km |
(2) 0:41:37.3 |
カッコ内はステージタイム順位。
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全日本ラリー選手権のカレンダーは、第6戦を迎えた。3戦ぶりのターマック(舗装路)ラリーとなる「モントレー2016 in 嬬恋」は、日本におけるラリーのメッカとも言える群馬県の嬬恋村を舞台に開催された。伝統の「モントレー」が、全日本のカレンダーに復活したのは2012年。渋川市をホストタウンに9年ぶりの復活で注目を集めた中、優勝を飾ったのは奴田原文雄選手/佐藤忠宜選手組だった。さらに翌年も奴田原選手組が制して、強さを見せたのは記憶に新しいところだ。
そんなモントレーは、2014年からホストタウンを嬬恋村に移した。標高1,500mに位置するパルコール嬬恋リゾートを拠点とし、今年もデモランや同乗走行、オートテスト、自動車関係や地元特産品の出展ブースなど、賑やかなイベントとなった。
しかし、今年の大会は例年以上に雨に祟られてしまった。大会の前週に開催地域を豪雨が襲い、今年から新たに加わる予定だった長野県側のSS(スペシャルステージ)は路面が崩壊してしまった。このため、当初発表されたアイテナリーは変更され、昨年同様に群馬県側のみでの開催となった。
ステージはどれも、昨年も使われた道。ただし走行方向が変えられた道も多く、選手たちには新鮮に映った部分も多い。まずは土曜日のDay1、オープニングステージとなり4回リピート走行する「Sajiki
(5.222km)」のSS1に注目が集まった。昨年とは逆方向に走行するこのステージは、上りが主体となる。スタートから2kmほど緩い上り、そこから勾配がきつくなり4km地点をピークに、ここから一気に下りへと転じるアップダウンが特徴的なステージだ。
ウェットコンディションで迎えたオープニング、奴田原選手組は新井敏弘選手組と僅か0.4秒差でセカンドベストをマーク。「ADVAN A052」はラリーのデビュー戦をワン・ツーでスタートした。さらにSS2「Omae
Suzaka Down (5.316km)」はDay1を下りで走り、日曜日のDay2は上り方向に転じる。もちろんアベレージスピードは下りの方が圧倒的に速くなるため、今年は安全確保のために下りのみシケインが設けられている。
シケインがあるとは言っても、スピードレンジは高い「Omae Suzaka」。しかもウェットコンディションなので、ワンミスが命取りになりかねない。そんな中で奴田原選手組は2番手に0.4秒という僅差のサードベスト。そしてセクション1の締めくくりとなるサービスパーク隣接のショートステージを再びセカンドベストであがり、トップから2.1秒差の2番手につけて30分のサービスイン。
Day1は3つのセクションで構成されているが、セクション2はやや我慢の戦いとなる。1回目のサービスで若干セッティングを変更したが、特定のコーナーでマッチングが合わずタイムが伸び悩んでしまった。このためSS5を終えてポジションを4番手に下げてしまったが、力走を重ねてDay1をフィニッシュ。
一夜明けた日曜日、Day2の朝もサービスパークとなっているパルコール嬬恋はスッキリしない空模様。しかし、実は標高1,500mのパルコールは雲の中という状態で時に雨も降ったが、それよりも低いロケーションとなる各SSは雨が止んで徐々にドライコンディションへと転じ始めていた。
Day2のオープニングは、SS10「Mihara Kadokai Short 1 (4.023km)」。ここはジャンクション毎にキャラクターの変わる道で、ウネリもあるなど攻略が難しいステージのひとつだ。ここで奴田原選手組はセカンドベスト、まずはポジションをひとつ上げて3番手に浮上する。
さらに続くSS11は、モントレー名物のハイスピードステージ「Panorama Reverse (5.518km)」。昨年までとは逆方向に走り、途中のストレートにはシケインが設けられた。このSS11を終えて奴田原選手組は2番手の鎌田卓麻選手組に0.4秒差と詰め寄り、昨日とは逆に上り方向で競うSS12「Omae
Suzaka Up 1 (5.737km)」をステージベストであがると2番手にポジションアップ。
このまま新井敏弘選手組にと「ADVAN A052 ワン・ツー体制」を維持してフィニッシュまでマシンを運び、ニュータイヤのデビュー戦を飾った。
■奴田原文雄選手コメント
「初日が雨でウェットコンディション、二日目はドライへと転じたものの濡れた箇所も残っていましたし、乾いたと言っても完全なドライではなくて、あえて言えば低温ドライという難しいラリーになりました。そんな中で、今回がデビュー戦となった『ADVAN
A052』が良好なパフォーマンスを見せてくれたので、新井選手組とワン・ツーを飾ることが出来ました。
次はシリーズ争いでも重要な位置づけとなるRALLY HOKKAIDOです。昨年、一昨年と勝っていますので、今年もしっかりとマシンをフィニッシュまで運んで三連勝を決めたいですね」
【>> 詳しいレポートはYOKOHAMA MOTORSPORTS WEBSITEをご参照ください】
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