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OUTLINE
 
2015年 全日本ラリー選手権 第8戦 「第43回 M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ」
開催日程
2015年10月16日(金) 〜 18日(日)
開催場所
岐阜県・高山市 近郊
主   催
松本カースポーツクラブ (M.C.S.C.)
競技内容
総走行距離 301.409km / SS(スペシャルステージ)数 12本 / SS総距離 87.84km / ターマック(舗装路面)
天候/路面
DAY 1 : 晴れ / ドライ   DAY 2 : 晴れ / ドライ
参加台数
52台
RESULT
総合成績 : 3位 / JN-6クラス成績 : 3位

SS1
6.25km
SS2
8.75km
SS3
6.11km
SS4
6.25km
SS5
8.75km
SS6
6.11km
Day1
42.22km
(3) 4:42.4
(2) 6:44.8
(3) 4:57.2
(3) 4:41.8
(3) 6:42.4
(1) 4:48.2
(3) 32:36.8

SS7
6.16km
SS8
6.99km
SS9
9.66km
SS10
6.16km
SS11
6.99km
SS12
9.66km
Day2
45.62km
(3) 4:54.7
(3) 5:19.5
(3) 6:32.2
(2) 4:52.5
(2) 5:18.1
(3) 6:28.2
(3) 33:25.2

Total
87.84km
(3) 1:06:02.0


カッコ内はステージタイム順位。
NUTAHARA'S REPORT COMMENT
全9戦のカレンダーとなる2015年の全日本ラリー選手権、終盤2戦は昨年同様にターマック(舗装路)ラリーでの締めくくりとなる。第8戦は「第43回 M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ」。そのタイトルにもあるように今年で43回目を数える伝統の一戦、往年のADVAN Rally Teamのエース・山内伸弥選手を筆頭に、幾多の名勝負が演じられてきたことで知られている。

そんなハイランドマスターズ、いまは岐阜県高山市をホストタウンに飛騨高山を駆けるターマックラリーとなっている。山の木々も色付きはじめ、秋の訪れを感じさせる中でのラリーは、標高差のあるステージが大きな特徴だ。
 
そして今年は、伝説のステージがターマックに生まれ変わって復活したことも話題に。「青屋」はグラベル(非舗装路)時代の名物ステージ、ここが全面舗装されてハイランドマスターズに帰って来た。
 
過去には土曜日の夜遅く、日付が変わるまでナイトステージを含む戦いだったハイランドマスターズ。しかし現在では他の大会と同様に土曜・日曜の二日間で戦われており、今年も両日に6本ずつのSS(スペシャルステージ)、合計12SSで競われる。

土曜日のDay1は「駄吉 上り (6.25km)」、「青屋 下り (8.75km)」、そしてギャラリーステージとなる「アルコピア-無数河 (6.11km)」を、昼のサービスをはさんで2回ずつ走行。日曜日のDay2では前日と逆方向になるギャラリーステージ「無数河-アルコピア (6.16km)」、「牛牧 下り (6.99km)」、大会最長となる「あたがす (9.66km)」を、やはり昼のサービスをはさんで2回ずつ走行する、合計87.84kmというアイテナリーだ。
 
金曜日のレッキ日、日中の最高気温は20℃を超える陽気となり、秋らしい高い青空が広がった飛騨高山地方。前戦のRALLY HOKKAIDOを制した奴田原文雄選手/佐藤忠宜選手組、今回は「ADVAN-PIAA ランサー」のターマック車で戦いに臨むべく、まずは順調にレッキを行い、その後はメカニック陣が準備万端メンテナンスを整えた。
 
Day1は10月17日(土)の10時ちょうどに、サービスパークとなる道の駅モンデウス飛騨位山を1号車がスタート。ゼッケン3番をつける奴田原選手組も、足を運んでくれた大勢のファンから声援を受けてステージへと向かっていく。
 
SS1「駄吉 上りT」は、その名の通りスタートからフィニッシュへと一気に駆け上がるステージ。ここを奴田原選手組はトップの新井敏弘選手組から1.9秒差、2番手の勝田範彦選手組からは僅か0.4秒差のサードベストであがり、序盤からトップ争いの一角を占めるポジションに。
 
続くSS2は、注目の「青屋 下りT」。標高およそ1,300mのスタートから、650mのフィニッシュへと駆け下りるステージ、ここでは新井選手組に続くセカンドベストをマークして、勝田選手組をかわして2番手にポジションアップ。
 
トップ奪取も視野に入る展開となったが、SS3「アルコピア-無数河 T」の林道区間は、晴天にもかかわらず路面を濡らした朝露が乾いていない“トラップ”のような箇所が存在していた。この罠に足をすくわれる格好になった奴田原選手組は、マシンを土手にヒット。バンパー破損に加えてロワアームもダメージを受けてしまったが、サービスへとマシンを運びメカニック陣が手際よく30分の制限時間内に修復を完了した。
 
しかし、SS3でのタイムロスによってポジションは再び3番手にドロップ。その後は追い上げを展開、Day1最終となる「アルコピア-無数河 U」では1走目の借りを返すステージベストを刻み、2番手と3.9秒差の3位で折り返した。
 
一夜明けた18日(日)も、朝から青空が広がった飛騨高山。一部では朝方に雨の予報も出されていたが、結果的には今シーズンの全日本ラリー選手権において、第8戦にして初めてオールドライコンディションの戦いとなったのである。
 
追い上げからの逆転が期待された奴田原選手組、トップ争いの一角は占めているものの2番手との差がなかなか詰まらない。2ループ目ではセカンドベストをマークするも、最終的にはポジションをそのままに3番手でフィニッシュ。表彰台の一角を飾り、セレモニアルフィニッシュで声援を送ってくれたファンに応えていた。


■奴田原文雄選手コメント

「SS3は路面に陽があたらない場所で濡れた状態の箇所があり、そこでタイムロスを喫してしまいました。追い上げての逆転を期して臨んだDay2でしたが、残念ながら2番手には届きませんでした。
今回、VAB型のスバルWRX STIがワン・ツー・フィニッシュという結果になり、速さが磨かれている印象を改めて受けますね。しかし、ランサー・エボリューションもまだまだ速くなる要素は持っていると思います。もちろん熟成が進んでいますので劇的に速くなることは難しいかと思いますが、コンマ単位でコツコツとさらなる進化をさせることは可能でしょう。
次はいよいよ最終戦、ヨコハマタイヤにとっても工場がある新城市での開催ですから、ホームラリーとも言える大会。昨年、一昨年と勝っているので、最後はしっかり表彰台の真ん中を獲得して締めくくりたいですね」


>> 詳しいレポートはYOKOHAMA MOTORSPORTS WEBSITEをご参照ください
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