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2015年 全日本ラリー選手権 第4戦 「2015 ARKラリー洞爺」
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開催日程
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2015年7月3日(金) 〜 日(日)
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開催場所
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北海道・洞爺湖町 近郊
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主 催
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ARK Autoclub of Sports
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競技内容
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総走行距離 394.18km / SS(スペシャルステージ)数 14本 / SS総距離 66.74km / グラベル(非舗装路面)
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天候/路面
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DAY 1 : 雨 のち 晴れ / ウェット 〜 ドライ DAY 2 : 晴れ / ドライ
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参加台数
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61台
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総合成績 : 4位 / JN-6クラス成績 : 4位
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SS1
0.70km
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SS2
6.57km
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SS3
3.21km
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SS4
9.86km
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SS5
6.57km
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SS6
3.21km
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SS7
9.86km
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SS8
0.70km
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Day1
40.68km |
(1) 0:43.4
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(4) 4:56.2
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(4) 2:30.7
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(4) 7:35.8
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(6) 4:51.4
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(6) 2:29.1
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(3) 7:26.8
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(4) 0:42.9
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(4) 31:16.3 |
SS9
8.15km
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SS10
4.18km
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SS11
0.70km
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SS12
0.70km
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SS13
8.15km
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SS14
4.18km
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Day2
26.06km
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(6) 5:58.1
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(4) 3:03.8
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(3) 0:42.5
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(3) 0:43.4
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(3) 5:47.1
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(3) 3:02.4
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(3) 19:17.3
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Total
66.74km |
(4) 0:50:33.6 |
カッコ内はステージタイム順位。
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九州・佐賀県、四国・愛媛県、本州・福井県と北上してきた、2015年の全日本ラリー選手権。第4戦は津軽海峡をわたって北海道に上陸、洞爺湖町をホストタウンに「2015
ARKラリー洞爺」が開催された。TEAM ARKが主催する全日本戦が洞爺を舞台にするようになって今年で5年目、北海道屈指の温泉街である洞爺湖温泉や、SS(スペシャルステージ)が設けられる豊浦、ニセコ、留寿都、真狩の各町村にも、着実にラリーが根付き始めている。
大会は温泉街の入り口に位置する洞爺湖文化センターを大会本部に、この駐車場をサービスパークとして利用。徒歩圏内にはSSS(スーパースペシャルステージ)として「VOLCANO」が設定され、手軽に観戦出来るポイントとして多くのギャラリーを集めた。
戦いの主舞台となる林道SS(スペシャルステージ)は、昨年も使われた道を5本設定。
アイテナリーは金曜の夕方にSSSを1本こなしてオープニング、土曜日は豊浦、真狩方面を舞台に道路上を明渠と呼ばれる水路が流れる箇所も名物の「SEA
TANGLE (6.57km)」、「PLUM (3.21km)」、そして大会最長の「LAVENDER LONG (9.86km)」を各2回ずつ走り、最後に一日を「VOLCANO」で締めくくる、合計40.68km。
そして日曜日は洞爺湖の北部に舞台を移し、「SETANARIA (8.15km)」と「AZALEA (4.18km)」、そして「VOLCANO」を各2回ずつ走行する26.06km、大会SS合計距離66.74kmで競われる今季初のグラベル(非舗装路)ラリーである。
ADVAN-PIAAランサーを駆る奴田原文雄選手/佐藤忠宜組、ターマック(舗装路)用とグラベル用、2台を運用しているチームにとっても、グラベル車での参戦は久しぶりのことである。もちろん事前に入念なメンテナンスが施されているのは、言うまでもないだろう。そして今回は、金曜の午前中に行われるレッキで本番車を使わずに温存、ポイント係数も大きいグラベル初戦に向けて万全の体制を整えた。
金曜日の夕方に行われたSS1「VOLCANO 1」。今回はゼッケン4をつける奴田原選手組、SS1はリバースオーダーとなったのでスタートを迎えるころにはまぶしい夕陽が山に隠れようとしているころだった。
しかし、昨年に比べて好天に恵まれたこともあり、十分な明るさの中で迎えたスタート。荒れた路面には大きめの岩も顔を出しているタフなステージ、ここを奴田原選手組は43秒4であがってステージベストを記録。昨年、このVOLCANOで圧倒的な速さをみせた炭山裕矢選手組を0.5秒、シリーズ争いのライバルである勝田範彦選手組に対しては0.70kmのショートステージながら実に3.0秒の大差をつけて、幸先よい出だしとなった。
一夜明けて、戦いが本格的にスタートとなる土曜日。青空に恵まれた洞爺地方だが、北海道らしく湿度が低くカラッとした陽気。照りつける陽射しはきつく暑さを感じるものの、最高気温は20度を少し上回る程度で快適なラリー日和となった。
グラベルラリーということで、先頭から何台かのマシンは1ループ目ではいわゆる“砂利かき役”を強いられる。奴田原選手組の4番というスタート順も、まだ完全に路面の砂利は掃けていないというハンデを背負う。しかし今回は、金曜のオープニングこそベストを奪ったものの、土曜日からはマシンのセッティングに苦労させられる厳しい戦いとなってしまった。
SS2〜SS4のセクション2、奴田原選手組は全てのSSを4番手であがった。トップ争いは同じヨコハマタイヤのADVAN A053を装着する新井敏弘選手組と炭山裕矢選手組という2台のWRX
STIが演じているが、両選手ともにスタート順は奴田原選手組よりも前である。比較的ハイスピードなグラベルである洞爺は、VAB型のWRX STIやランサー勢との相性が良い。しかし奴田原選手組は足回りのセットアップを合わせきれず、コントロール性がよくない状態でタイムが伸び悩んでしまっていた。
そこで昼の20分サービスで、足回りの仕様を変更。リピートステージとなる午後のセクションで巻き返しを図ったが、この変更は残念ながら裏目に出てしまってさらに厳しい戦いを強いられる結果に。2走目となる「LAVENDAR
LONG 2」ではサードベストを刻むも、SS5とSS6は6番手、SS8は4番手と厳しい結果に。
Day1を終えてのポジションは4番手、3位の勝田選手組とは6.8秒、5位の石田正史選手組とは7.1秒、トップの新井敏弘選手組とは13.5秒という差になっている。
日曜日のDay2では再び足回りの設定を見直した結果、タイムアップした奴田原選手組。
残念ながらベストタイムには届かなかったものの、安定した走りでDay2を3番手であがってデイポイント1点を獲得。最終結果は4位となり、シリーズポイントを確実に積算して戦いを終えた。
■奴田原文雄選手コメント
「金曜夕方のオープニングステージではベストを獲って幸先よい出だしだったのですが、土曜日に林道ステージへと戦いが進むとマシンの足回りの仕様が合わなくてタイムを伸ばすことが出来ませんでした。SSを走り終えるごとに微修正をしたり、昼のサービスでは大幅な仕様変更も施したのですが、これが裏目に出てしまって午後のセクションはさらに走らせるのが難しくなってしまいました。
日曜日には解決策も見えてタイムを戻すことが出来たのですが、時すでに遅しという感じでしたね。
4位という結果は満足できるものではありませんが、しっかり完走してポイントを積み重ねたことには意味があると思います。次の福島までインターバルが短いですが、同じグラベルでもキャラクターの異なるラリーですから、しっかり対応して一勝を手中におさめたいと思います」
【>> 詳しいレポートはYOKOHAMA MOTORSPORTS WEBSITEをご参照ください】
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