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|  | 2014年 全日本ラリー選手権 第5戦 「モントレー2014 in 群馬」 |  
| 開催日程 | : | 2014年7月25日(金) 〜 27日(日) |  
| 開催場所 | : | 群馬県・嬬恋村 近郊 |  
| 主   催 | : | 上州オートクラブ(JAC)、コルサ・スポーツサークル(CORSA) |  
| 競技内容 | : | 総走行距離 329.385km / SS(スペシャルステージ)数 17本 / SS総距離 65.015km / ターマック(舗装路面) |  
| 天候/路面 | : | DAY 1 : 晴れ / ドライ   DAY 2 : 曇り 一時 雨 / ドライ&ウェット |  
| 参加台数 | : | 60台 |  | 
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| 総合成績 : リタイア / JN-6クラス成績 : リタイア |  
 
| SS15.759km
 | SS25.778km
 | SS36.830km
 | SS45.759km
 | SS50.511km
 | SS60.511km
 | SS75.566km
 | SS85.778km
 | SS96.830km
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| (1) 3:17.1 | (2) 4:06.1 | (3) 3:13.9 | (2) 3:16.3 | (4) 0:30.2 | (1) 0:28.6 | (=1) 3:05.1 | (3) 4:05.3 | (4) 3:13.8 |  
 
| SS105.566km
 | SS110.511km
 | Day149.399km
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| (1) 3:03.0 | (2) 0:28.4 | (2) 28:47.8 |  
 
| SS120.605km
 | SS130.605km
 | SS145.759km
 | SS152.377km
 | SS165.759km
 | SS170.511km
 | Day215.616km
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| (1) 0:28.1 | (5) 0:31.3 | - | - | - | - | - |  
 
 
 カッコ内はステージタイム順位。 | 
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| 一昨年、全日本選手権のカレンダーに復活した、伝統の一戦が「モントレー」。日本で最もラリーが盛んな地域のひとつである群馬県、中でも「モントレー」の名を冠する大会は幾多の名勝負が演じられてきた。現代に復活した「モントレー」は関東で開催される唯一の全日本ラリー選手権として多くの市民から注目を集めて渋川市をホストタウンに2年連続で開催。そして2014年、新たに嬬恋村へと舞台を移し、「モントレー」は新たな歴史の1ページを刻み始めたのである。
 
 
  ウィンターラリーでもお馴染みのパルコール嬬恋スキーリゾートを拠点に、今年も盛大に開催された「モントレー2014 in 群馬」。 梅雨明けが発表されてから最初の週末、しかし標高1,500mほどというロケーションゆえに湿度は低く、前年までの渋川のような酷暑にまではならず過ごしやすいコンディションに。もっとも、土曜日の日中は最高気温が30℃を超え、特産のキャベツの出荷が最盛期を迎えている高原の村にも、本格的な夏の訪れを感じさせた。
 
 大会のオープニングとなるSS1は、「大前須坂UP T(5.759km)」。サービスパークの近くでフィニッシュする上りの幅広い道で、途中のヘアピンとジャンクションの丁字路以外は中高速コーナーが多いステージだ。
 ここで奴田原文雄選手/佐藤忠宜選手組は、幸先よくステージベストをマーク。ただ、僅か0.1秒差で前戦を制している新井敏弘選手組も続いており、決して油断は出来ない白熱した戦いがオープニングから演じられた。
 
 ところが、SS2以降は路面とのマッチングがあまり芳しくなく、タイムが伸び悩む苦しい展開になってしまう。なかなかステージベストを奪えずライバルの先行を許す展開になったが、それでも上位争いの一角にはしっかりとポジションをキープしてセクション1を終了。
 
 嬬恋村中心部で開催されている地域の夏まつり「嬬恋祭り」の会場に選手紹介セレモニーが用意された今大会、老若男女問わず地域住民のみなさんで賑わう中に、参加選手のトップバッターとして奴田原選手組が姿を見せる。この会場をスタートする前には篠塚建次郎氏らと短いトークも繰り広げ、多くの地元のみなさんにラリーの魅力をお伝えした。
 
 セレモニーを終えた各クルーは一気に500mの標高を駆け上がって再びパルコール嬬恋に戻り、サービスパーク隣接のショートステージ「パルコールU(0.511km)」に臨む。ここで大勢のギャラリーを前に奴田原選手組は2回目のステージベストを刻むと、今度は下り方向で競う「大前須坂DownT(5.566km)で同
  秒の連続ステージベスト。 その後、「大前須坂DownU」でもベストを叩き出し、Day1トータルはトップと8.2秒差の2番手であがった。
 
 Day2が行われる日曜日は、前日よりも気温が下がり雲の流れも速い空模様。天気予報では雨の可能性が高いことを伝えており、果たしてどのタイミングでどの程度の雨が降るのか、気になるところであった。
 
 パルクフェルメを出て20分のサービスを受けた各車は、一時間ほどの移動を経て浅間サーキットへと向かう。日本のモータースポーツの原点とも言えるこの地を使ったSSを2本走るところからDay2は幕を開ける。
 奴田原選手組はその1本目となるSS12「浅間T(0.605km)」を制して、初日に続いてオープニングステージを幸先よくベストであがる。リピートもこなした後は勝負の林道ステージとなるが、パルコール周辺は既に雨雲に覆われ雨が降り始めていた。
 
 SS14「大前須坂Up V」。初日のオープニングとしても使われてベストを刻んだステージは、先頭車両がスタートするころには豪雨となり、完全なヘビーウェットに転じていた。まずは先頭のライバルがスタート、奴田原選手組は2番手として1分後にスタートする。正確な公式計測ではないが、ステージ中盤までのタイムでは奴田原選手組が圧倒的に早いペースで、ここまでの差を一気に詰める、場合によっては逆転もあり得るほどに勢いの差があった。
 
 しかし好事魔多し。スタートから難しいコンディションの中をプッシュしていった奴田原選手組だったが、4.8km地点のタイトコーナーで進行方向に流れていた川に足をすくわれてしまい、無念のコースオフ。足回りにダメージを受け、かつ深い側溝によって身動きできなくなってしまい、残念ながらここで戦いを終えることとなってしまった。
 
 
 ■奴田原文雄選手コメント
 
 「嬬恋村に舞台を移したモントレーですが、過去に日本アルペンラリーで使った道の一部が今回も使われていたという話も聞きましたが、実質的に初めての道を走る大会となりました。
 ステージは幅の広いハイスピードなものから、クネクネしたテクニカルまで変化に富んでおり、路面もスムーズなものからやや荒れた感じのところまで色々と特徴的だった印象です。ですからステージ毎にメリハリをつけたドライビングを心がけました。三原門貝や今井門貝のステージは、クレストを含んだ複合コーナーが多くて、ペースノートの完成度も重要でしたね。一方でパノラマや大前須坂はスピードレンジは高いですが二次元の動きに終始するという感じです。
 
 Day1を終えて2番手、その差は単純計算で残りのステージで1本あたり1.5秒ずつ詰めれば逆転できるというものでした。
 アサマを終えて大前須坂に向かう途中で雨が降りだし、TCイン5分前くらいに本降りになりました。この雨は予想していたのですが、自分にとってはチャンスでもありリスクもある難しい局面になりました。とにかく追う立場なので行くしかない、と攻めていきましたが、中盤から先で少し雨足が勢いを弱め、路面の水も少なくなったのでペースを上げました。そうしたらタイトコーナーの先に川が……。
 
 ランキング争いは有効ポイント制なので、全9戦のうちベスト7戦のポイントで決します。いずれにしても2戦分は“捨てポイント”となるので、そのうちの1つを捨てたかたちになりました。次の京丹後でしっかり取り返すことが出来るように、チームともども頑張っていきます」
 
 
 【>> 詳しいレポートはYOKOHAMA MOTORSPORTS WEBSITEをご参照ください】
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