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2014年 全日本ラリー選手権 第4戦 「ARK RALLY 洞爺 2014」
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開催日程
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2014年7月4日(金) 〜 6日(日)
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開催場所
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北海道・洞爺湖町 近郊
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主 催
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ARK Autoclub of Sports
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競技内容
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総走行距離 369.55km / SS(スペシャルステージ)数 17本 / SS総距離 71.62km / グラベル(非舗装路面)
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天候/路面
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DAY 1 : 晴れ / ドライ DAY 2 : 晴れ / ドライ
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参加台数
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48台
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総合成績 : 3位 / JN-6クラス成績 : 3位
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SS1
0.70km
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SS2
8.91km
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SS3
8.15km
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SS4
4.01km
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SS5
0.70km
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SS6
0.70km
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SS7
8.91km
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SS8
8.15km
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SS9
4.01km
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Day1
44.24km |
(3) 0:43.8
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(3) 7:02.0
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(3) 6:00.7
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(2) 3:08.3
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(1) 0:41.5
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(2) 0:42.0
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(3) 6:51.8
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(5) 5:56.9
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(3) 3:05.0
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(3) 34:12.0 |
SS10
6.72km
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SS11
3.21km
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SS12
3.06km
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SS13
0.70km
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SS14
0.70km
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SS15
6.72km
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SS16
3.21km
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SS17
3.06km
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Day2
27.38km
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(4) 5:01.8
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(4) 2:34.9
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(4) 2:21.3
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(2) 0:42.4
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(2) 0:42.7
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(3) 4:54.1
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(4) 2:32.0
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(4) 2:18.0
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(4) 21:07.2
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Total
71.62km |
(3) 0:55:19.2 |
カッコ内はステージタイム順位。
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九州、四国、本州と北上してきた全日本ラリー選手権は、北海道に上陸。サミット開催で世界にその名を発信された洞爺湖エリアを舞台として、今年も「ARK
RALLY 洞爺」が開催された。昨年同様に洞爺湖温泉街の一角にサービスパークが設けられ、洞爺湖町、豊浦町、ニセコ町、留寿都村、真狩村の5町村にわたってSS(スペシャルステージ)が用意されるスケールの大きなグラベル(非舗装路)ラリーだ。
中でも今年は、サービスパークの至近にSSS(スーパースペシャルステージ)が設定されたことが話題に。「Volcano」は0.7kmという超ショートステージであるが、すり鉢状のロケーションゆえに観戦しやすいギャラリーステージ。
まずは7月4日(金)、これまではセレモニアルスタートのみだった金曜日はDay1-AとしてSSSを1本走るアイテナリーが組まれ、SS1「Volcano
T」から競技がスタートした。このSS1、夕刻のスタートだったが出走順はリバースとされた。よってゼッケン1をつける奴田原文雄選手/佐藤忠宜選手組は最終出走となり、PIAA製の補助ランプが明るく路面を照らしだす中でのスタートとなった。
一夜あけた5日(土)から、林道ステージを舞台に本格的な戦いがスタート。SS2「LAVENDER LONG」は洞爺湖北西に位置する、本大会最長となる10.16kmのステージだ。このステージをはじめ、Day1の各SSは大会に備えて念入りな整備がされており、真新しい砂利がステージ一面に敷きつめられていた。シリーズランキングリーダーの証であるゼッケン1をつける奴田原選手組、SS2からは通常のスタート順であるトップランカーとなるので、砂利かき役を担うことになってしまう。
天候は晴れ、およそ二週間にわたって洞爺湖地方は雨が降っていない。ゆえに先行車が巻き上げるダストの影響こそ受けないトップゼッケンだが、特にコーナーに向けてのブレーキングポイントでは1台でも競技車両が走った後か否かで大きな差が生じ、トップランカーはどうしてもブレーキングの距離が長くなってしまいがちだ。
こうしたスタート順という背景もあって、林道ステージのファーストループでは思うようにタイムを伸ばすことが許されなかった奴田原選手組。SS4までを終えてポジションは3番手、トップの新井敏弘選手組とは11.7秒、2番手の勝田範彦選手組とは5.4秒の差がついてしまった。
林道ステージの1走目を終えて洞爺湖温泉街に戻ってきた各車は、2回目となる「Volcano」に向かう。このSS5「Volcano U」を奴田原選手組は41.5秒であがり、待望の今大会初となるステージベストを獲得。新井選手組との差を0.9秒、勝田選手組との差は1.6秒詰めて、林道2ループ目での逆転を期する。
サービスでは足回りを中心にセットの修正を施した。20分という限られた時間内で、メカニック陣が手際よく作業を進めてサービスアウト、3回目となる「Volcano
V」は炭山裕矢選手組に続くセカンドベストで、さらに新井選手組と勝田選手組に対する差を縮めることに成功。
そして3本の林道ステージをリピートするのだが、マシンのフィーリングは良い方向に修正されたものの、なかなかリズムを掴みきれない。この日は3番手で全ステージを終了、トップの新井選手組とは28.7秒、2番手の勝田選手組とは13.5秒という差である。
6日(日)も天候に恵まれた洞爺湖地方。この日は豊浦町方面の林道ステージ3本を2回走行、その間に「Volcano」を2回走行するというアイテナリーだ。
前日までの順位により、奴田原選手組の出走順は3番手。乾いたグラベルロードからは土埃が盛大に舞い上がり、時に先行車が残した土埃が視界を遮る場面もある厳しいコンディションとなった。
そんなシチュエーションゆえに、我慢の戦いを強いられる面もあった奴田原選手組。しかし、ステディな走りで27.38kmのDay2をしっかり走りきり、3番手でフィニッシュ。
惜しくもグラベルラリー三連勝はならなかったものの、シリーズランキングではトップの座をしっかり守って次からのターマック(舗装路)ラウンドに臨む流れとなった。
■奴田原文雄選手コメント
「何か決定的な原因があるという訳ではないのですが、なかなかタイムを出せなくて初日は苦労しました。今回は福島から仕様を変更してきたのですが、洞爺の路面に対して合っていない部分があったのかもしれません。
今回は前の2台が速かったですし、一方でこちらは初日からリズムを掴みきれないままに終わってしまったという印象です。ちょっとスッキリしない不完全燃焼に終わってしまいました。
次はターマックですから車そのものも違いますし、セッティングも違いますから特に心配はしていません。次のモントレーはしっかり連勝出来るように気持ちを切り替えて臨みます」
【>> 詳しいレポートはYOKOHAMA MOTORSPORTS WEBSITEをご参照ください】
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