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OUTLINE
 
2012年 全日本ラリー選手権 第8戦 「第40回 M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ」
開催日程
2012年10月13日(土) 〜 10月14日(日)
開催場所
岐阜県・高山市 近郊
主   催
松本カースポーツクラブ(M.C.S.C.)
競技内容
総走行距離 337.69km / SS(スペシャルステージ)数 8本 / SS総距離 77.34km / ターマック(舗装路面)
天候/路面
DAY 1 : 晴れ / ドライ   DAY 2 : 晴れ / ドライ
参加台数
40台 (全日本選手権)
RESULT
総合成績 : 優勝 / JN-4クラス成績 : 優勝 (Leg1 : 1位、Leg2 : 2位)

SS1
4.11km
SS2
4.11km
SS3
14.71km
SS4
14.71km
(1) 2:59.8
(1) 2:56.6
(1) 11:01.8
(2) 10:58.6

SS5
5.29km
SS6
5.29km
SS7
14.56km
SS8
14.56km
TOTAL
(2) 3:29.4
(3) 3:29.1
(2) 11:01.0
(3) 10:54.3
56:50.6

カッコ内はステージタイム順位。
NUTAHARA'S REPORT COMMENT
1971年、昭和で言えば46年。この頃、奴田原文雄選手は小学生、出身地である高知の山々を自転車で駆け回っている少年だったといいます。そして、この年に産声をあげたのが「M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ」。1971年に第1回を開催、今年で実に40回目の開催を数える伝統ある一戦です。
今年もホストタウンは、「飛騨の小京都」と呼ばれる風情ある街、岐阜県・高山市。近年は日本の原風景が残る街として外国人に人気が高く、名物の朝市や古い町並みなどを散策するブロンドや青い瞳の観光客も多くみられます。

昨年を振り返ると、最終SSを残して0.1秒差という、史上稀に見る大接戦が展開されました。そして最終SSで渾身のアタックを披露、逃げきって優勝を飾ったのが奴田原文雄選手/佐藤忠宜選手組だったのです。
40回目という記念すべき節目を迎えた今年も、かたちこそ違えど秒差の接戦が見るものを魅了する展開となりました。

昨年は7月の開催で暑さの中での戦いだったが、今年は10月中旬にカレンダーが移ったことから、すっかり高山地方は秋の色を感じさせていました。空は高く、山の木々には一部に紅葉も観られ、朝晩は気温が一桁まで下がり厚手の上着が必須というコンディションだったのです。

そんな中、13日(土)にはモンデウス飛騨位山の駐車場でセレモニアルスタート、青空の下で涼しい秋の空気に包まれる中、ゼッケン2番をつける奴田原選手組も大勢のファンから声援を受けてスタートしていきます。

オープニングステージは、ハイランドマスターズの名物とも言える駄吉林道。当初予定よりも若干距離が短縮された4.11kmのステージで、圧巻の走りを見せたのが奴田原選手組でした。SS1「駄吉下りT」のステージタイムは2分59秒8、全日本選手権の参加全40台中、唯一の3分切りを果たし、2番手の石田正史選手組には1.7秒差をつけました。

さらに、リピートとなるSS2「駄吉下りU」では2分56秒6と自己のタイムを3秒2も縮め、これもまた全車中唯一の3分切り。2番手の高山仁選手組との差は実に3.8秒、タイトルを争う勝田範彦選手組に対しては5.5秒とキロ1秒以上の速さを見せました。

奴田原選手組の快進撃はさらに続き、ギャラリーステージとなった14.71kmのSS3「無数河−牛牧T」でも3連続となるステージベストを奪取、ラリーリーダーとしてのガッチリと固めていきます。Day1最終のSS4「無数河−牛牧U」はベストを奪うに至らなかったものの、初日を終えて2番手の勝田選手組に9.3秒差をつけ、デイポイントを獲得しました。

Day2の日曜日も朝から秋晴れとなり、絶好のラリー日和。
この日の前半2本はセンターラインもある二車線の幅広い大山線、後半の下りはスピードも乗ってチャレンジングなキャラクターも見せるステージです。
前日の成績に基づき、トップバッターとしてスタートした奴田原選手組。快調にハイスピードステージを駆け抜けていきましたが、中盤で勢い余ってマシンを道路の側壁面にヒット。フロントバンパーやホイールにダメージを負ってしまいましたが、残るステージを最小限のタイムロスで走りきり、ステージベストの勝田選手組に対する遅れは僅か0.3秒の2番手であがります。

その後、終盤にかけては勝田選手組が猛追を仕掛けてきましたが、序盤で構築した大きなマージンを武器にしっかり逃げきって今季ターマック2勝目を飾った奴田原選手組。
これでタイトル争いは最終戦に持ち越しとなり、最終戦の「新城ラリー」が名実共に最終決戦の舞台として注目を集めることになりました。


■奴田原文雄選手 コメント

「まずはじめに、M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ、40回目の開催おめでとうございます。この記念すべき大会で優勝を飾ることが出来て、本当に嬉しく思っています。
チャンピオン獲得のためには負けられない立場なので、しっかり勝つことを唯一の目標として臨んだ一戦でした。そんな中で、これまではなかなか厳しい戦いを強いられてきた駄吉のステージで勝てたことは大きかったですね。かなり攻め込んでいった部分もありましたが、それもクルマの動きが良く、タイヤもしっかりグリップ力を発揮してくれたからこそ、と言えるでしょう。

Day2もリードはしているものの、余裕があるというまででは無かったので、引き続きプッシュしていきました。

これでタイトル争いは最終戦での最終決戦という流れになりました。もちろん連勝を目指してチーム一丸となって臨みますので、応援よろしくお願いします!」


>> 詳しいレポートはADVAN MOTORSPORTS WEBSITEをご参照ください
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