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OUTLINE
 
2011年 IRC(インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ) 第10戦
「RACMSA Rally of Scotland」
開催日程
2011年10月7日(金) 〜 10月9日(日)
開催場所
スコットランド パース市
競技内容
総走行距離 1003.651km / SS(スペシャルステージ)数 15本 / SS総距離 196.96km / グラベル(非舗装路面)
天候/路面
LEG 1 : 曇り / ウェット   LEG 2 : 雨 / ウェット   LEG 3 : 雨 のち 曇り / ウェット
参加台数
38台 (IRC部門)
RESULT
成績 : 15位 (プロダクションカップ 3位)

SS1
8.36km
SS2
8.36km
(20) 6:03.9
(20) 5:54.1

SS3
16.54km
SS4
13.16km
SS5
17.68km
SS6
16.54km
SS7
17.68km
13.16km
(22) 10:56.0
(20) 9:23.0
(17) 11:15.7
(19) 11:10.4
(19) 11:48.2
Canceled

SS9
8.36km
SS10
9.91km
SS11
25.81km
SS12
9.91km
SS13
25.81km
SS14
2.84km
SS15
2.84km
TOTAL
248.48km
(18) 5:41.4
(33) 10:53.3
(18) 18:38.8
(17) 7:21.8
(16) 18:39.9
(16) 2:10.6
(15) 2:08.8
(15) 2:12:05.9

白地欄の表記は、「(IRC順位) タイム」
NUTAHARA'S REPORT COMMENT
今シーズン、奴田原選手の新たな挑戦として注目を集めているIRC(インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ)参戦プロジェクト。全日本戦でもお馴染みのADVANカラーをまとうものの、ステアリングを握るのはスバルWRX STIのR4仕様車。長年のライバル関係にあったマシンを駆っての参戦ということで話題を集めている参戦も、いよいよ締めくくりとなる一戦を迎えました。

舞台はスコットランド、エジンバラから100kmほど北にあるパースという街をホストタウンに開催される「RACMSA Rally of Scotland」。ちなみに近くには、全英オープンの開催などで世界的に知られる名門ゴルフコースのセントアンドリュースもあるロケーションです。
7月のポルトガル領アソーレス諸島、8月のチェコに続く3回目のIRC参戦は、アソーレス以来となるグラベルラリー。Rally Hokkaidoが終了して一休みする間も無くスコットランドへと渡った奴田原選手は、5日(水)にチームテストへと臨みます。ここで主にサスペンションまわりのセットアップを行い、順調な仕上がりを見せたスバルWRX STI・R4。

翌6日(木)にはレッキがスタート、しかしやはりというか空模様はこの時期のイギリス/スコットランドらしい灰色の雲に覆われ、時折ミゾレも混じる冷たい雨となってしまいました。コースはハイスピード寄りな感じで路面は滑りやすく、道幅が狭いためにワンミスでコースオフすると道路上に戻ることは事実上不可能というシチュエーションが続きます。

競技は7日(金)の夕方にスタート。当地の観光スポットとしても知られるスターリング城でセレモニアルスタートが行われましたが、さすがラリーが文化として市民に深く根ざしているイギリスだけあって、スタート会場は大盛況。
そのままこの日は林道ナイトステージを2本走行、奴田原選手組はともに20番手タイムを刻んでのスタートとなりました。

8日(土)になって、いよいよ競技は本格化。朝の時点でサービスパーク周辺は曇り空でしたが、ステージはウェットコンディションであるという情報を基に、装着しているADVAN A053に若干のタイヤカットを入れてスタート。奴田原選手組はぬかるんだ路面に苦労させられながらも着実にポジションを上げていき、この日を終えて総合18番手と前日よりも2つポジションをあげることに成功。

そして迎えた最終日、やはり生憎の、というかいかにもこの時期のイギリス/スコットランドらしい空模様の下でスタート。午前中は前日を走り終えてから施した足回りのセットアップがステージに合わず苦労し、かつSS10では先行車が路面に掻き出した石にタイヤをヒットさせてしまいペースダウンを余儀なくされてしまいます。
しかし後半に入ってタイムアップ、終盤のショートステージでは16番手、そしてリピートとなる最終ステージでは自己IRCベストとなる15番手のタイムをマーク。

リタイア続出となったサバイバルなラリーを戦い抜いた奴田原選手組は、総合15番手でフィニッシュ。プロダクションカップでも3位に食い込み、3戦目となった今年のIRCプロジェクトの締めくくりで、確実にマシンやタイヤのポテンシャルが向上していることを証明しました。


■奴田原文雄選手コメント

「スコットランドのステージは、先の見えないコーナーが大半で三次元的な道となっています。例えばRally Hokkaidoなどと比べると雰囲気はかなり異なるもので、特にペースノートの造り込みが勝負をわけるポイントにもなります。事実、ペースノートの精度はより高いものが求められますし、ノートに書かれる情報量もかなり多くなっています。
マシンは今季2回目のグラベルラリーということで、アソーレス戦のセットアップをベースにして挑みました。
今季はスバルWRX STIで参戦したIRCですが、ドライバーとしては『まだまだこのクルマと仲良くなる必要があるな』、と実感しています。走らせていてとても楽しいクルマですが、スイートスポットがやや狭い部分もあり、ドライバーの慣れが足りない面は今後の課題になると思っています。もちろんドライバーとしてスバルWRX STIはチャレンジし甲斐のある素材であり、ようやくそのチャレンジは始まったばかりです。
今季のIRC参戦はこれで一区切りとなりますが、このような新しい挑戦の場に立つことをご支援いただいた皆様に、改めて厚く御礼申し上げます。」



>> 詳しいレポートはADVAN MOTORSPORTS WEBSITEをご参照ください
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