[NUTAHARA.com｜TOPICS] 2011年全日本ラリー選手権第8戦参戦レポート

4月に九州の佐賀県で開幕した今年の全日本ラリー選手権も、早いもので最終戦を迎えました。
全8戦のカレンダーを締めくくるのは「新城ラリー2011」。横浜ゴムも工場を構える愛知県の新城市が舞台となるこのラリーは、2004年に第1回が開催され、今年で8回目を数えます。また、全日本ラリー選手権のカレンダーに加わったのは2007年からで、今年で5年連続の開催となっています。

競技は10月22日(土)のお昼にスタート。残念ながら雨模様となってしまい、昨年よりはギャラリーの数も少なめとなってしまいましたが、それでも雨具に身を包んだ熱心なファンの声援に見送られるかたちで奴田原文雄選手／佐藤忠宜選手組の「ADVAN-PIAAランサー」も、お昼にSS(スペシャルステージ)に向かっていきました。

初日は3つのステージをそれぞれ2回ずつ走行、合計6本(43.2km)で競われます。ターマック・ラリーとしては前戦のハイランドマスターズを制している奴田原選手ですが、今回はウェットコンディションの路面に少々手を焼いてしまう展開に。ステージではやや雨が多かったのに対して、それほど雨は酷くないだろうと予想したタイヤ選択が外れる格好になってしまい、残念ながらこの日はステージベストを奪うに至らず5番手に留まってしまいました。

一夜明けた日曜日のDAY2。
残るステージはDAY1と同じ6本ですが、距離は合計で21.02kmと半分以下の短さ。ゆえに逆転は厳しい状況となってしまいましたが、一年を締めくくり来年につなげるための重要なシーズン最終戦であるだけに、奴田原選手組は猛チャージを展開。
新設ステージとなるSS8「ボーイスカウト1 (3.34km)」で待望の今大会初ステージベストを奪うと、続くSS9「大平 (4.68km)」、サービスをはさんで行われたギャラリーステージのSS10「ほうらいせんショート (2.49km)」、さらにリピートとなるSS11「ボーイスカウト2 (3.34km)」と4連続ステージベストをマーク。

この追いあげによってポジションも2つあげて3番手でフィニッシュ、しっかりと最終戦で表彰台の一角を占めて、来季につながる結果を残しました。

■奴田原文雄選手コメント

「まずは全日本戦の最終戦を終えて、今年一年間の全日本とIRC(インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ)におけるラリー活動に、多大なるご支援やご協力をいただいた皆様に御礼申し上げます。
今年の全日本戦を振り返ってみると、なかなかうまく行かない一年だったというのが正直なところです。3勝を挙げましたが、それをチャンピオン奪還につなげることが出来ず、これは反省点だと思っています。シーズンの中でノーポイントに終わってしまったラリーがあったこと、これが大きな原因のひとつであると思っています。
来季はこうした反省点をしっかり検証して、開幕戦からしっかり勝っていけるように臨んでいきますので、引き続きご支援・ご声援をよろしくお願いいたします」

【>> 詳しいレポートはADVAN MOTORSPORTS WEBSITEをご参照ください】