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2011年 全日本ラリー選手権 第6戦 「ARK ラリー洞爺」
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開催日程
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2011年9月2日(金) 〜 9月4日(日)
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開催場所
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北海道・洞爺湖町 近郊
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主 催
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ARK Auto Club of Sports
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競技内容
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総走行距離 522.48km / SS(スペシャルステージ)数 15本 / SS総距離 116.94km
/ グラベル(未舗装路面)
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天候/路面
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DAY 1 : 曇り のち 雨 / ウェット DAY 2 : 曇り のち 晴れ / ウェット
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参加台数
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45台 (全日本選手権JN4〜JN1)
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総合成績 : 3位 / JN-4クラス成績 : 3位
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SS1
5.55km
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SS2
2.46km
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SS3
5.55km
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SS4
2.46km
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SS5
5.44km
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SS6
5.52km
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SS7
5.44km |
SS8
5.52km |
SS9
5.44km |
SS10
5.52km |
(2) 6:52.1
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(6) 3:08.9
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(5) 5:39.3
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(1) 2:02.3
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(4) 15:30.7
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(1) 6:51.7
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(3) 3:07.4 |
(2) 5:37.4 |
(3) 2:04.9 |
(2) 15:25.0 |
SS11
4.10km
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SS12
4.10km
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SS13
6.25km
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SS14
6.25km
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SS15
6.25km
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TOTAL
116.94km
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(1) 6:42.3
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(2) 3:05.4
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(13) 6:22.1
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(3) 2:05.5
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(3) 12:21.1
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1:36:56.1
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各ステージタイムの前に付記しているカッコ内の数字は、ステージタイムのクラス順位。
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2011年の全日本ラリー選手権も終盤の3戦にカレンダーは突入。
秋の北海道、グラベル2連戦はともにSS(スペシャルステージ)の合計距離が100kmを超えるため、ポイント係数も高く設定されている重要な大会が続きます。
第6戦「ARK Rally 洞爺」は、9月2日(金)から4日(日)にかけて、北海道の洞爺湖町をホストタウンに、周辺市町にもまたがる林道をステージとして全日本選手権にはオープンクラスの2台を含めて47台が出場して開催されました。
これまでキロロ、ニセコと開催されてきたARK主催のラリー、今年は北海道有数の温泉街でも知られる洞爺湖を中心に戦いの舞台は設定されました。実質的に全日本選手権は初開催となる林道ゆえ、金曜日のレッキはいつも以上にしっかりしたペースノートの造り込みが求められます。

しかし、折しも台風12号が日本列島に接近しており、遠く離れた北海道でもその影響は免れませんでした。金曜日の夜、セレモニアルスタートが行われる頃から雨が降り始め、時に勢いを増す雨足はステージを完全なウェットコンディションとしてしまいました。
一夜明けて土曜日、SS1「CHRYSANTHEME 1 (8.16km)」から競技はスタート。ゼッケン1をつけるシリーズランキングリーダーの奴田原文雄選手/佐藤忠宜選手組は、福永修選手組に続く6分52秒1で2番手のタイム。しかし、続くSS2「APPLE 1 (3.27km)」、SS3「STRAWBERRY 1 (5.97km)」を、それぞれ6番手と5番手で遅れをとってしまい、少々苦しい出だしとなってしまいます。
今回のラリーに向けては、次の「Rally Hokkaido」も見据えたマシンのセットアップを行っていました。しかし、予想していたよりも洞爺のステージはテクニカルな要素が強く、ハイスピードステージに振ったセットとの相性が決して良くはなかったのです。この点についてはステージを走り終えるたびにドライバーとコ・ドライバーで出来る範囲のセッティング修正を施していましたが、それにはやはり限界があるのも事実。
そこでSS5を終えて迎える45分間のサービスで足回りの交換を決断、限られた時間の中で雨も降る中、メカニック陣はきっちりと交換作業を行って、SS6へとマシンを送り出しました。
この英断はタイムアップにも効果を見せ、SS1のリピートとなるSS6「CHRYSANTHEME
2 (8.16km)」では6分51秒7と待望のステージベストを奪取。この後も上位タイムをマークしながら着実にマシンを運び、Day1は3番手のポジションで折り返しました。
日曜日のDay2、トップとの差は25.8秒、残るステージ距離は36.08km。ここまでで上位陣を含め多くのリタイアも出ているカー・ブレイク・ラリー、最後まで何が起こるか予想できないだけに、まずは巻き返しに向けて最初のステージが注目を集めます。
Day2のオープニングとなるSS11「CHRYSANTHEME 3 (8.16km)」。このラリーでは3回目のリピートゆえに路面は掘れて轍も深くなっており、過酷なコンディションのステージとなっています。ここを奴田原選手組は2番手タイムの勝田範彦選手組を7秒0も上回る6分42秒3というブッチ切りのステージタイムであがり、一気に差を詰めていきます。

続くSS12「APPLE 3 (3.27km)」は2番手タイム、残すステージは3本。最終のSS15は16.10kmのロングステージゆえ、勝負の行方はいよいよわからなくなってきた矢先のSS13「STRAWBERRY
3 (5.97km)」で、奴田原選手組はアンラッキーに襲われてしまいました。
深く掘れた轍の奥に根石が顔を出していたようで、この影響でタイヤを壊してしまいペースアップが叶わず。それでもステージを走りきり、タイヤ交換を行って残る2本をしっかりクリアしてフィニッシュまでマシンを運び、総合(JN-4クラス)3位でラリーを終えて貴重なポイントを積み重ねました。
■奴田原文雄選手コメント
「今回の台風は特に近畿地方に大きな爪痕を残しましたが、被害に遭われた方々には心からお見舞いを申し上げます。
ラリーも台風の影響で終始ウェットコンディションの難しい一戦となりましたが、序盤はステージとクルマの相性があまり合っていなくて、我慢の走りを強いられてしまいました。サービスで足回りを変えてからはフィーリングも向上して、ベストを奪うことも出来たのですが……。Day2のSS13で起こったトラブルが残念でした。
いろいろと課題も見えてきていますが、まずは次のRally Hokkaido。しっかり勝って再びランキングリーダーに立てるように頑張っていきますので、応援よろしくお願いいたします。」
【>> 詳しいレポートはADVAN MOTORSPORTS WEBSITEをご参照ください】
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