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2011年 全日本ラリー選手権 第2戦 「久万高原ラリー 2011」
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開催日程
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2011年4月30日(土) 〜 5月1日(日)
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開催場所
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愛媛県・久万高原町 近郊
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主 催
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松山オートクラブ (MAC)
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競技内容
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総走行距離 202.83km / SS(スペシャルステージ)数 14本 / SS総距離 64.59km
/ グラベル(非舗装路面)
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天候/路面
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DAY 1 : 晴れ / ドライ DAY 2 : 雨 のち 曇り / ウェット
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参加台数
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43台
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総合成績 : 優勝 / JN-4クラス成績 : 優勝
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SS1
3.28km
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SS2
6.35km
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SS3
1.21km
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SS4
3.28km
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SS5
6.35km
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SS6
1.21km
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3'28.7
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* 7'13.7
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1'16.3
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* 3'21.2
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* 7'01.0
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* 1'12.6
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SS7
7.04km
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SS8
9.08km
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SS9
1.21km
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SS10
7.04km
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SS11
9.08km |
SS12
1.21km |
SS13
7.04km |
SS14
1.21km |
TOTAL
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* 7'03.3
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10'08.6
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1'17.1
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7'03.5
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9'59.6 |
* 1'15.5 |
* 7'02.2 |
*1'15.1 |
1:08'42.4
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「*」印はステージベストタイム。
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全日本ラリー選手権は開幕の九州から、第2戦の四国へと舞台を移しました。
愛媛県の県庁所在地である松山市から車でおよそ1時間ほど南へ走ったところにある久万高原町。この一帯は“四国の軽井沢”と呼ばれる避暑リゾート地であると同時に、ここには四国最大級の美川スキー場があります。残念ながらスキー場は昨シーズンの営業を休止してしまったそうですが、そんな美川スキー場にラリーの賑わいが帰って来ました。
「久万高原ラリー」は、往年の「ツール・ド・四国」から脈々と受け継がれている四国で唯一開催される全日本ラリー選手権イベント。今年も総勢43台のマシンが出場、大型連休中ということもあって大いに賑わいを見せました。
そして何より注目のポイントは、今季からグラベル(非舗装路)ラリーへと大きく変貌を遂げている点。与えられるシリーズポイントも開幕戦よりも係数が大きくなるため、今季のグラベル緒戦として重要な戦いになります。
開幕戦は惜しくもマシントラブルに襲われてしまった奴田原文雄/佐藤忠宜組にとっては、チャンピオン奪還に向けた巻き返しのスタートを切りたいところ。
土曜日のDAY1はお昼にスタート、やや風は強いものの20度ほどまで気温が上がる中、熱戦の火蓋が切って落とされました。
まずはSS1・イワタケT(3.28km)。勢い良くスタートダッシュ、といきたいところでしたが、ここでマシンがマイナートラブルを抱えてしまっていることが発覚、思ったようにエンジンパワーを得られないという冷や汗が出そうな展開に。
しかしそこをドライビングでカバー、4番手タイムであがって次のSS2・安田T(6.35km)に臨みます。ここでは完璧ではないマシンコンディションながらステージベストを叩き出してラリーリーダーの座を奪い、ギャラリーステージとなるSS3・スキー場T(1.21km)は3番手タイムに留まったもののセクション1をトップで終えてサービスイン。
サービスではトラブルの原因を突き止めて修復、本調子に戻った「ADVAN-PIAAランサー」の快進撃がセクション2から本格化していきます。セクション1のリピートなる3つのステージで連続ベストタイムをマーク、ライバル勢を寄せつけない速さを見せてDAY1をトップで終えた奴田原選手組。
今季から設定されたディポイント、まずはDAY1のトップとして3点も獲得して日曜日のDAY2に備えます。
日曜日は前夜から降った雨の影響でウェットコンディション。予報では終日雨の可能性もありましたが、そこは幸いに朝になると雨は勢いを弱め、土曜日以上に多くの皆さんがサービスパークやギャラリーステージへと足を運んでくれました。
スタート順はDAY1で2番手だったものが、DAY2では1番手になります。グラベルラリーではトップスタートというポジションは時として路面に浮いている砂利を払う“砂利掻き”の役目を負ってしまいますが、奴田原選手組にはそれも全くハンデにならず。
DAY2最初のSS8・大谷支線T(7.04km)では2.4秒差をつけてステージベストの好走、着々とリードを拡げて主導権を確固たるものにしていきます。
その後は大量マージンを背景に、メリハリのあるドライビングで“攻めどころ”と“抑えどころ”を的確について、トラブルやアクシデントに襲われるようなことも全くない安定した走りを披露。
そして終盤ステージではSS12・スキー場W、SS13・大谷支線V、最終ステージのSS14・スキー場Xと3連続ベストで締めくくり、トップの座を一度も脅かされることなくフィニッシュ。
前半で大きくリードを構築し、後半ではそれを背景に逃げきるという奴田原選手ならではの勝ちパターンで優勝を飾った「久万高原ラリー」。次の全日本ラリー選手権は3週間後に宮崎県で開催される「HIMUKA
RALLY in 美郷」、こちらも四国同様にタフなグラベルラリーとして知られる一戦ですが、連勝への期待が高まる戦いぶりとなりました。
■奴田原文雄選手コメント
「スタート直後はちょっとしたマシントラブルでヒヤリとしたのですが、最初のサービスで修復されてからは順調に戦うことが出来ました。
今年からグラベルになった久万高原ラリーですが、ステージは道幅がやや狭く、砂利や大きめの石も路面に多くて、難しいラリーという印象が強いです。しかしDAY1で大きなマージンを稼ぐことができたので、DAY2はマシンやタイヤを痛めないように路面を見極めて、メリハリのあるドライビングに徹しました。
最近は勝ちから遠ざかってしまっていましたが、久しぶりに勝ててホッとしています。勝利の波にも乗れそうな感じなので、もちろん次のHIMUKAも優勝目指して頑張ります!」
【>> 詳しいレポートはADVAN MOTORSPORTS WEBSITEをご参照ください】
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